赤ちゃん本舗は11月13日、「2020年赤ちゃん命名・お名前ランキング」を発表した。同社の会員情報の中から、2020年1月1日~10月20日生まれの子供の名前3万6,816人(男の子1万8,617人、女の子1万8,199人)を集計し、ランキング化した。
光にちなんだ名前が増加
男の子は、5年連続で「蓮(主な読み:れん)」が1位を獲得し、2005年以降8度目の首位となった。2位は「陽翔(はると)」、3位には「湊(みなと)」がランクインした。
女の子は、2年連続で「陽葵(ひまり)」が1位に。2位は「芽依(めい)」、3位は「陽菜(ひな)」だった。
昨年から順位を上げたのは、男の子では「太陽」(175位→60位)、「理仁」(189位→65位、主な読み「りひと」はドイツ語で「光」の意)、女の子では「陽咲」(102位→56位)、「日向子」(575位→96位)など。暗いニュースが多い中、太陽や月、光にちなんだ名前が増加した。
また、コロナ禍の中、おだやかに広く大きな心で過ごせるよう想いを込めた名前もランクアップ。「凪」(男の子100位→38位、女の子53位→28位)、「碧」(男の子53位→10位、女の子194位→65位)などで、男女区別のない名前が増えている点も特徴の一つだ。
漢字ランキングをみると、男の子の1位は「太」、2位「斗」、3位「郎」。女の子の1位は「乃」、2位「菜」、3位「美」との順に。止め字に使われることの多い字に変化があり、男の子では「郎」「朗」「之」「介」など、女の子では「乃」「子」が大きく順位を上げた。
同調査では、「レトロな名前が昨年以降注目される中、『郎』や『子』が増えているのは、今年一大ブームとなっている『鬼滅の刃』の主人公の名前『炭治郎』『禰豆子』といった名前の影響も感じられる」と分析している。