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【この記事のエキスパート】
ワイルドライフクリエーター、山岳写真家:荒井 裕介
ブッシュクラフト、狩猟、ULスタイル、沢登りなど様々なアウトドアに取り組む。海外生活の経験もあり銃器やトイガンにも造詣が深い。
アウトドア料理やビンテージアウトドアアイテムのレストア、道具作りにも造詣が深く自作アイテムのみでの山行も行う。
フェールラーベンのアンバサダーとしても活動している。
サーフボードに乗る際にターンがしやすくなるのが「サーフィンデッキパッド」。この記事ではサーフィンデッキパッドの選び方とおすすめ商品をご紹介。ぜひご紹介した商品を参考に、用途や技術力に応じて自分に合ったものを見つけて、最高のサーフィンを楽しんでくださいね。
サーフィンデッキパッドとは
サーフィンデッキパットとは、サーフボードに乗るときのグリップ力を高めるためのもの。
そのほかにもサーフボードを保護したり、ワックスの使用量を減らす効果も期待できます。
ほとんどの場合、デッキパッドがないからといってサーフィンを楽しむことができないということはありません。ただし技術が向上したら、パフォーマンスを最大化するために、必要となってくるでしょう。
初心者にも使いやすいタイプがありますので、ぜひ選び方をみていただき、購入を検討してみてください。
サーフィンデッキパッドの選び方
自分に合ったサーフィンデッキパッドを見つけるために、まずは選び方をしっかりと把握しておきましょう。自分のサーフィンレベルやボードとの相性など、選ぶ際におさえておきたいポイントがいくつかあります
【1】自分のレベルに合わせる
【2】サイズがボードと合っているか
【3】デザイン
【4】キックテールの高さ
【5】グリットパターン
【6】粘着性
【7】軽量で水分を吸収しにくい商品
【8】ショップに行って確認
ここでは、レベルに合った選び方もご紹介しますので、ぜひ非参考にしてください。
【1】自分のレベルに合わせてタイプを選ぶ
まず大事なのは自分のレベルに合わせて、選ぶことです。サーフィンにまだ慣れていないのに高度な技術が必要なものを選んでしまっては、コントロールできない可能性があります。
サーフィンデッキパッドは形状によっておもにタイプがふたつに分かれており「安定感」や「操作性」に違いがあります。自分のレベルだとなにを重視するべきなのかをイメージしながら選びましょう。
初心者は安定感がある「一体型」
サーフィンを始めたばかりの初心者でも扱いやすいのが、一体型のサーフィンデッキパッド。別名1ピース型とも呼ばれていて、四角く野球のベースのような形をしています。
安定感にすぐれているので、これから本格的にサーフィンを始める方にも向いています。ただし、あまり商品数は多くありません。また、サイズ次第ではサーフボードとの相性がよくないこともありますので注意が必要です。
上級者はカスタムができる「分割型」
カスタムが可能で上級者向きなのが、分割型のサーフィンデッキパッド。好みでそれぞれ貼る位置を変えられるもので、3ピースや5ピースなどパーツがそれぞれ複数枚に分かれています。
自分が所有している、サーフボードに合わせて自由に貼りつけることが可能です。商品によっては自分の好きな形にカットできるものもあり、汎用性にすぐれています。
【2】サイズがボードと合っているか確認しよう!
サイズも大切です。貼りつけるサーフボードに対して、サイズが合っているものかどうかをしっかりと確認しておきましょう。
サーフィンデッキパッドは意外と使い方は自由。ファンボードやロングボードのほか、さまざまな種類のボードに貼りつけることが可能です。ただし、一体型のサーフボードの場合は難しいので、対象の種類が明記されているかを確認する必要があります。
【3】デザインで選ぶ
フロントに貼るのでデザインも重要です。自分が所有しているサーフボードと見た目が合うデザインのものかどうかを確認しましょう。カラフルなサーフィンデッキパッドは人目を引き、目立つため足の位置なども確認できます。
どんなデザインにしようか悩むときは黒系のシックなものがベストです。どんなサーフボードにもなじみやすいので違和感がありませんよ。
【4】キックテールの高さで選ぶ
キックテールの高さによっても扱いやすさが異なります。サーフィンデッキパッドは商品によって厚みや貼りつける位置など異なりますが、キックテールの高さがかなり重要。ターンがしやすいものから足を乗せやすいものなどさまざまです。
それぞれ解説しますので、自分にはどんなものが向いているのかを確かめてみてください。
ターンやドルフィンがしやすいのは「25~30mm」程度
25〜30mmほどの高さがあるものだと、足の引っ掛かりがよくターンやドルフィンがしやすくなります。アクティブなサーフィンが楽しめるので、より自分の技術を磨きたい方に向いているでしょう。
また、しっかりと足を支えてくれる高さでもあり、激しい動きにも対応しているので上級者でも満足して使えます。
足を乗せやすいのはフラットなパッド
フラットなサーフィンデッキパッドは足を乗せやすいという特徴があります。凸凹など違和感をあまり感じることなく、なめらかな動きをサポートしてくれるでしょう。激しい動きになれていない方やサーフィンにそろそろ慣れてきたかな、という方向きです。
もちろん、キックテールの高さは自身の楽しみ方や好みによって選ぶのも好ましいでしょう。どちらのタイプが自分に合っているのかを把握しておいてください。
【5】グリットパターンで選ぶ
グリットパターンによって使用感や使いやすさもかなり異なります。グリップ力が変わってきますからどういった形のものがベストなのかを考えてきましょう。
おもに「ダイヤモンド型」と「クロス型」「ブロック型」についてまとめました。
「ダイヤモンド型」縦・横に自由度が高い
まずご紹介するのが「ダイヤモンド型」です。こちらはおもに縦や横などに自由度が高いのが特徴です。デッキ表面の凹凸部分がダイヤモンド型で、商品やメーカーによっても多少異なりますがスタンダードな形状です。
旋回が鮮やかに決まりますから、慣れてくれば自由自在な動きが実現できるでしょう。
「クロス型」「ブロック型」安定感がほしい方に!
ダイヤモンド型と比べて安定感があるのは「クロス型」と「ブロック型」です。自由度はダイヤモンド型と比べて、あまりありませんがしっかりと安定感を与えてくれます。
これからいろいろな技に挑戦していきたい方は練習用としてクロス型やブロック型を使うのがベストです。
【6】粘着性を確認
サーフィンデッキパッドを選ぶ際には粘着性も確認しておかなければなりません。デッキパッドは基本的に2〜3年ほど使えるといわれていますが、もちろんそれは商品やメーカーによって異なります。
粘着性の高いものを選ぶとよりよいでしょう。しっかりと貼りついているものを選べば安定性がよく長く愛用することができます。
【7】軽量で水分を吸収しにくい商品を選ぶ
サーフィンデッキパッドの素材も確認しておきましょう。水を吸収しにくい作りになっているものであれば剥がれる心配も少ないですよ。
一般的にはクッション性などを重視した結果、気泡が海水を含んでしまうことがあります。これにより重さを感じ、操作性が悪くなることがあるのです。なるべく水をはじくタイプや軽量のものを選ぶと操作性も安定しますよ。
【8】かたさや感触はショップに行って確認する
サーフィンデッキパッドのかたさや感触というのは、どうしてもネット通販などではわかりません。ショップへ行って確認をしておいたほうが、より自分の求めるアイテムが見つかりますよ。
かたすぎても肌が擦れてケガにつながりますし、肌触りが好みではないと使いにくさを感じます。そんな失敗をしないようにも実際に店頭で確認するのも大切です。
選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)