カルビーは、同社史上初の機能性表示食品である睡眠サポート食品「にゅ~みん」を発表した。クラウドファンディングサイトMakuakeにて、11月12日より先行予約販売を行う。
本商品は、睡眠の質(眠りの深さ)を高め、起床時の眠気や疲労感を和らげるクチナシ由来の成分「クロセチン」を含有する可食性フィルムで、カルビー初の機能性表示食品だ。就寝前に舌の上に1枚乗せ、上あごに貼り付けて摂取する。口の中に入れると水なしでも素早く溶け、ほんのりした甘さとオレンジのアロマが香る。なお、砂糖は不使用とのこと。
同商品の開発を手掛けたCalbee Future Laboの橋本利和氏によると、「にゅ~みん」は全国の消費者へのインタビューから生まれたものだという。「ぐっすり眠れない」「途中で何度も起きてしまう」など、睡眠に関する声が挙げられたこと、またそれに対する対策を講じられていないケースが多いことから、課題解決に向け開発された。
製品の仕様にもユーザーの意見を取り入れている。摂取する際のハードルを下げるため、水なしで食べられるフィルム1枚に収めた。睡眠をサポートする成分は様々なものがあるが、フィルム1枚で効果が報告されている機能性成分として、クロセチンが選ばれた。また香りは「食べたくなる」ことを重視し、ユーザーの食経験があるオレンジの香りを採用した。
販売は、クラウドファンディングサイト 「Makuake 」(マクアケ)で先行予約を受け付けている。クラウドファンディングの形式を取る理由は、カルビー初の機能性表示食品のため、商品を理解してもらい、開発ストーリーに共感してほしいためとのこと。1箱7枚入りで、価格は税込1,000円前後を想定。セット数や申し込み時期によって価格が変動する。12月下旬から発送予定。
なお、今回の販売実績と購入者からのアンケート結果をもとに、今後の事業化を目指す。また、21年1月以降にECサイトでの販売を検討している。