飽きっぽいとは、物事に対して興味を持っても、すぐに退屈さや嫌気を感じ、やる気を失いやすい性格のことをいいます。また、好奇心旺盛なことが多く、結果が出るまで長いと感じると我慢できず、別のことに興味を向けてしまいます。移り気で忍耐力がない印象が強いでしょう。
飽きっぽい性格になってしまう原因
飽きっぽい性格になってしまう原因は、新しいものに目移りする・集中力が足りない・目標設定が高すぎる・執着心がない・周囲に流されやすい、などがあります。飽きっぽい性格になってしまう原因を把握できれば、意識的にその状態に対して危機感を抱き、改善するきっかけになるでしょう。
ここでは、飽きっぽい正確になる原因を紹介します。
新しいものに目移りするから
新しい刺激的なものを追い求めようとする性質が飽きっぽさを生んでいる原因と言えます。毎日を同じようなサイクルで過ごしてしまうと、飽きっぽい性格の方は、当たり前で退屈、苦痛だと思う気持ちが出てきます。
常に刺激を求めてしまい、ワクワク・ドキドキした気持ちが恋しくなります。好きなものや興味のあるものの移り変わりが激しくなるので、1つの物事に対して継続ができません。
集中力が足りないから
1つのことを最後までやり遂げるには、集中力が必要です。さまざまなことに好奇心や興味を持ちやすい方は、集中力が散漫になりがちでしょう。1つのことに集中していたとしても、きっかけがあれば途中でやめたり、興味関心が移ったりしてしまいます。
目標設定が高すぎるから
「絶対こうしよう」と目標を設定することは悪いことではありませんが、あまりにもハードルが高いと、モチベーションを保つのが難しくなります。達成が困難な目標は、逃げ癖、諦め癖をつけるきっかけになり、飽きっぽいといわれる原因にもなるでしょう。
執着心がないから
人や物事に対して執着がないと、気持ちが離れやすく、飽きっぽい行動をとる傾向があります。例えば、仕事で嫌なことがあった場合、すぐにその仕事自体を辞めようと考えたり、恋人と大きな喧嘩をしたときに「気が合わないなら別れる方向を考えよう」と伝えたりと、執着を見せません。
周囲に流されやすいから
周囲に流されやすく、トレンドに敏感なことも飽きっぽい原因にあたるでしょう。流行は絶えず変化していくので、好奇心を刺激してくれます。周囲に流されやすい部分が強ければ余計過剰に反応するでしょう。
流行が変わることで周囲に流されて興味や趣味自体が変わります。新しいもの以外に刺激を感じなくなり、古いもの、継続することに魅力を感じず、飽きっぽい性格が定着してくるでしょう。
飽きっぽい性格の改善方法
飽きっぽい性格になる原因や特徴について学んだら、次はどうすればその性格が改善できるかについて学びましょう。改善方法を知り、自身の行動や考えに反映させることで、飽きっぽい性格を改善できます。
目標に向けて道筋を立てる
目標を持つ時は、その目標に向けて筋道を立てましょう。筋道として、本題の目標までに達成するための小さな目標を用意します。細分化した目標を達成していくことで、1歩ずつ前進する変化を感じられるでしょう。小さな目標の積み重ねが大きな目標達成につながり、達成する習慣がつけば飽きっぽい性格も改善されていきます。
集中できる環境づくりをする
集中力が低いというのは飽きっぽい方に多くみられる特徴ですが、集中できる環境づくりができていないことがあります。集中しにくい環境にいれば、その中で誘惑に負けてしまうのは仕方がない部分があるでしょう。作業場は気の散る物を置かないようにしたり、集中すると決めた時間はスマホを遠ざけたりして、ひたすら作業に没頭できる環境を作りましょう。
興味を持ったものは深掘りする
すぐに結果を求めるのではなく、さらに物事を深掘りすることで、目標達成までの過程が楽しく感じたり、1つのことに集中したりするきっかけとなります。長時間熱中できるものに出会うことは素敵なことです。興味を引くものに出会った時は、深掘りしたり、目標設定したりして、長く過程を楽しむ工夫を取り入れましょう。
変化を入れる
飽きっぽい性格の方は、毎日同じことの繰り返しにストレスを感じます。逆に、変化し続けるものは飽きにくいと言えます。小さな変化を取り入れながら飽きにくいように工夫することで、無理なく飽きっぽい部分を改善していけるでしょう。
目的を意識して取り組む
移り気で飽きっぽい性格の方は、物事を浅く捉える傾向があり、目的意識が曖昧になりがちです。初めは目的意識を持っていても、気を引くものが出てくると興味本位だけで行動し始めるので、目的を忘れてしまいます。行動に対して目的を強く意識する習慣をつけると徐々に飽きっぽい性格が抑えられていきます。
飽きっぽい性格のメリット
飽きっぽい性格にはデメリットがある一方、メリットもあります。それらを理解し、飽きっぽい性格の活かし方を学びましょう。
自分の気持ちに素直に従える
飽きっぽい性格の方は、物事への執着心が低いため我慢強く自分に嘘をついて行動することがありません。周りがどう言おうと、自分の気持ちに従って、興味を失ったものに対してはやめる、興味があることに対して行動する、という姿勢をとります。自分の気持ちに素直に従うのでストレスが溜まりにくく、楽しい日々を過ごしやすいでしょう。
さまざまな知識が得られる
飽きっぽい性格の方は、興味が湧けばすぐに行動するため、得意分野が広がりやすい傾向にあります。1つのことを深く粘り強く続けるということは苦手ですが、ある程度できるようになれば、次の興味の対象に移行するので幅広い経験をしています。流行にも敏感で、常にアンテナを張っているので情報収集も上手で知識が豊富です。話のレパートリーも豊富なため、ジャンルの違う方たちとの交流も得意でしょう。
飽きっぽい性格の改善方法について知ろう
飽きっぽい性格は、長続きさせることが苦手という面がありますが、好奇心旺盛なので短期間でもさまざまな経験をしている、知識が広い、といったメリットがあります。根気が必要な場面では苦労もありますが、個性や長所であると前向きに捉えて生活に活かしましょう。
それでも飽き性の改善を図りたい方は、この記事を参考にして飽きっぽい性格の改善方法について知り、実践していきましょう。