米Googleは11月11日 (現地時間)、2021年6月1日にGoogleアカウントのオンラインストレージ規約を改定することを発表した。写真サービス「Googleフォト」の高画質アップロードやGoogleドキュメントのファイルがオンラインストレージ容量を消費するようになる。
Googleフォトでは写真や動画をアップロードする際に「高画質」(写真は16MPに、動画は1080pに縮小)と「元の画質」(オリジナル)を選択でき、高画質保存はオンラインストレージ容量を消費しない。つまり、Googleアカウントで無償で使用できる15GBのオンラインストレージ容量のまま、制限なくクラウドで写真/動画を管理できる。来年6月1日からは「高画質」または「エクスプレス画質」でアップロードする写真/動画も、アカウントのストレージ容量を使用するアイテムに含まれる。なお、6月1日よりも前にアップロードしていた写真/動画は容量を使用しないまま保存されるので、Googleフォトでたくさんの写真/動画を管理しているユーザーのストレージ容量の空きが2021年6月1日に突然減少したり、足りなくなることはない。
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Googleフォト
Googleフォトに写真や動画をバックアップし続けてクラウドストレージの使用が15GBに達したら、有償のオンラインストレージを含む「Google One」への移行が必要になる。Google Oneは100GBが月額1.99ドル、200GBが月額2.99ドルだ。Googleによると、およそ80％のGoogleフォト・ユーザーが15GBに達するまで3年以上を要している。Googleは、ユーザーの利用動向から、現在のサービスプランのままオンラインストレージ容量を使い続けられる期間を予測するオンラインツールを用意している。また来年6月には、Googleフォト・アプリで同サービスにバックアップした写真/動画を簡単に管理できる無料ツールを提供する予定。暗すぎる写真、ピントが合っていない写真、ストレージを消費している動画などをまとめて確認して削除できるようになる。
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来年6月の提供を予定しているGoogleフォトの管理ツール。ぼやけた写真を自動収集、選択してまとめて削除できる
Googleフォト以外では、Googleドキュメントのドキュメント、スプレッドシート、スライド、図形描画、フォーム、Jamboardも、2021年6月1日以降に作成・編集したファイルがストレージ容量を消費するようになる。Googleアカウントのオンラインストレージの使用状況は、Webのストレージ管理ツールまたは「Google One」アプリで、Gmail、Googleドライブ、Googleフォトの不要なアイテム、サイズの大きいアイテムなどを確認できる。
