女優の菜々緒が、きょう12日に放送されるテレビ朝日系ドラマ『七人の秘書』(毎週木曜 21:00~)の第4話で、女優の永瀬莉子と初共演する。
リーダー不在の日本社会の裏で暗躍する“影の軍団”を描いていく同ドラマ。“影の軍団”の正体は、さまざまなトップに仕えて組織に溶け込み、目立たぬことを極意とする名もなき「秘書」たちで、木村文乃、広瀬アリス、菜々緒、シム・ウンギョン、大島優子がそれぞれ演じる。
出くわした悪者たちに強烈なキックをお見舞いするなど、秘書軍団の中でも強さが際立っている警視庁警務部長秘書・長谷不二子(菜々緒)。第4話では、そんな不二子の強さの陰に隠された涙の過去が明らかになる。
これまでにも男性を毛嫌いする発言が垣間見られた不二子だが、実はかつて柔道の稽古中、同じ警察官の手によって、男性不信に陥るような悲劇に見舞われていた。その出来事をきっかけに、自分の身を守るための力を手に入れた不二子の姿を、菜々緒が体当たりで演じる。
また、盗撮被害に遭う女子高生・映子(永瀬)が、口封じのためにストーキングされたあげく、公園で男たちに襲われる。不二子は、自分のボスで警務部長・北島剛次(木下ほうか)がこの盗撮事件を隠蔽したことを知り、映子に対しては「逃げちゃダメ! 戦わなきゃダメなんだよ!」と強く励ます。
恐怖心から逃げずにトラウマを乗り越えた不二子とともに映子を救い、卑劣な盗撮犯を懲らしめるため、秘書軍団は“オトリ作戦”を仕掛ける。
菜々緒のコメントは以下の通り。
――第4話では、普段強い印象の不二子の弱い部分が描かれますが、どんな思いで演じられましたか?
強い人って昔は自分が弱かったり、周りに弱い立場の人がいたり、そういう経験を経て強くなったんだと思うんです。そういうバックボーンがあるからこそ、強い不二子がいるということがわかってもらえる回になっていると思います。不二子はすごく人の気持ちがわかる人で、自分もつらい思いをしているからこそ、人が感じる痛みやつらさ、そういった気持ちに寄り添えるんじゃないかな、と思いますね。
――永瀬莉子さん演じる映子が逃げ出しそうになるところを叱咤激励するというシーンがありますが、撮影を終えていかがでしたか?
不二子自身も諦めざるを得ない状況に追いやられた経験があるから、逃げてしまいたくなった女子高生の映子にも「逃げちゃダメだ!」と言ったんだと思いますね。自分がそうだったからこそ、彼女にはそうなってほしくない、という気持ちをすごく伝えたかったんだと思います。永瀬さんとは今回が初共演でしたが、“リアル女子高生”と聞いて驚きました!
――菜々緒さんが柔道をするシーンもありますが、第4話で注目してほしいシーンやみどころを教えてください。
警察の方は柔道や空手をやられていますが、不二子はもともとやっていたのではないかという話をしたりしました。仕事だけでなく、プライべートでも柔道やっているのではないかなと思うくらい強くて、男の人を倒したりもするので…。あと、今回は初々しい見た目で不二子の回想シーンにも挑戦しました。ぜひ初々しい不二子にも注目してください。痛快に悪を成敗するみんなのチームワークはもちろん、第4話では不二子がどうして強くなっていったのかという過去も明らかになりますので、そこにもぜひ注目して見ていただけたらと思います。