アイドルグループ・King & Princeの高橋海人がこのほど、カンテレ・フジテレビ系ドラマ『姉ちゃんの恋人』(毎週火曜21:00~)の取材に応じ、恋愛シーンに臨む心境や、グループのメンバーたちの反応などを語った。
■「キュンキュンに慣れてないな…」
女手ひとつで弟3人を養う主人公・安達桃子(有村架純)と個性豊かな登場人物たちが繰り広げる、恋と家族愛の物語を描く同ドラマ。高橋は、桃子の弟である長男・和輝役を演じているが、きょう10日に放送される第3話からは、桃子の幼なじみの親友・浜野みゆき(奈緒)とのラブストーリーが本格的にスタートする。
この恋愛シーンについては、「あまりやったことがなくて、意外と難しいんだなと思いました。今までは頭で考えて知的なことを言うような役が多かったんですけど、今回は思ったことが先に出てしまう役なので、『もっと相手のことを見つめていいよ』とか『もっと気持ちをしっかり伝えて』というアドバイスを頂いて自分の中に落とし込みながら演じてたんですけど、照れましたね(笑)」と本音を吐露。
そんな状況に「自分でもビックリしました、『アイドルとして活動してるのに、キュンキュンに慣れてないな』って(笑)。今まで何やってたんだろう…って思って自分の過去を探ってみたら、確かにキュンキュンするセリフは避けてきたなと思いましたね」と反省する。
■奈緒の顔についた泡を取って舐める「かなり闘った」
そうした恋愛シーンの中でも、「正直言うと現状一番の山場でした(笑)」というのが、第3話に登場する、奈緒の顔についたカフェラテの泡を取って舐めるというシーン。
「もう台本を見たときにビックリしましたよ! 『アイドルでもやったことないよ!』と思って」というが、「岡田さんの脚本が素晴らしいのは、現実的なところにファンタジー要素、キラキラ要素が詰まってるから、本当にありそうな感じが見えるんですよね。見ていただいた方がちゃんと成り立ってるなと思っていただけたら、うれしいなと思います」と呼びかける。
このシーンについては、「(しぐさは)慣れてはないかもしれないですけど、等身大の20歳が頑張ってる姿は、再現できているかなと思います」と予告し、「僕自身もかなり闘ったシーンなので、OAでどうなってるのか楽しみですね」と期待も述べた。
そんな和輝を「自分と比べたら、手も足も出ないです。あの方はすごいですね」と尊敬する高橋。
「人間に対しての距離感がないから、誰にでも壁がなくみんな平等に接することができるのが、和輝の魅力だなと思います。僕自身は結構“ビビり”なので、どなたに対しても『どう思われてるんだろう』とか『今失礼なこと言ってるかな』とか、そんなことを考えながら暮らしてるので、そういうところを和輝に学べたら、今までより肩の力が抜けて深く考えずに過ごせるようになるのかなと思いますね!」
■那須雄登と“ジャニーズムーブ”を醸し出せたら
今回の出演をメンバーに伝えた際は、大いに喜んでくれたそう。
「うちのグループは、みんなで集まって、マネージャーさんから『◯◯がドラマ決まりました!』って発表する家族会議みたいな感じなんですよ。そんな形で僕の出演が発表されたときは、みんな『おめでとう!』って言ってくれて、主演が有村さんと伝えたら『すげぇ!』って盛り上がってましたね(笑)」
また、同じ事務所である那須雄登(美 少年/ジャニーズJr.)とは、これまで共演シーンがなく、撮影現場でも会ったのは1回だけとのこと。
その際の会話を、「『どんな感じ?』(高橋)、『緊張しますね』(那須)、『俺も緊張するよー』(高橋)って感じでお互いガチガチな状態で会ってしまったので、今のところは先輩の背中をまだ見せられてないです(笑)」と反省しながら、「次に会ったときは先輩として少しでも緊張をほぐせてあげられたらなと思います。那須くんの根が真面目なところがピッタリ合う素敵な役だなと思うので、どこかで一緒に演技ができて、“ジャニーズムーブ”を醸し出せたらいいなと思います!」と意欲を見せた。
※高橋海人の「高」は正しくは「はしご高」です。