アイドルグループ・V6の井ノ原快彦主演の映画『461個のおべんとう』(11月6日公開)場面写真が9日に公開された。
同作はヒップホップバンド・TOKYO No.1 SOUL SETの渡辺俊美によるエッセイ『461個の弁当は、親父と息子の男の約束。』(マガジンハウス刊)の映画化作品。長年連れ添っていた妻と別れることを決意した鈴本一樹(井ノ原)が、息子・虹輝(道枝駿佑)と「3年間、毎日お弁当を作る!」「3年間、休まず学校へ行く」という約束をし、ライブの翌日も、二日酔いの朝も、早出の朝も怒涛のお弁当作りをする。
今回解禁となった場面写真は、道枝演じる虹輝が、牛乳を飲みながら父・一樹(井ノ原)の作ったお弁当をボーッと見つめている、寝癖が少しついた寝起きの姿を捉えたワンカット。同シーンの撮影では、牛乳一杯を早く沢山飲む上、飲んでいる際の「ごくり」という音が大きく、飲みっぷりが凄かったため、録音部のスタッフも「これならアフレコ(撮影後の音や声録り)取らなくて大丈夫そうだな」と笑いながら安堵していたという。
また空豆の入ったお弁当が、教室で悪臭を放ってしまったことを一樹に問い詰め、文句を言うシーンの撮影では、本番終了後、本当にお弁当が臭いのではないかと思い、道枝がクンクンとお弁当を嗅いでいたため、慌てた監督が「今作ったばかりだから臭くないよ」と伝える一幕も。クランクインの前には不安もあったとコメントしている。撮影現場では、先輩の井ノ原が、動きやセリフの練習を一緒に行い、優しくフォロー。兼重監督は「言えばいうほどよくなる俳優だ!」と対応力を絶賛した。