西武鉄道は8日、「Laview ブルーリボン賞受賞記念 車両基地まつり in 横瀬」を開催した。撮影コーナーでは、鉄道友の会ブルーリボン賞を今年受賞した001系「ラビュー」と、50年前に受賞した5000系「レッドアロー」の先頭車が並んで展示された。
「Laview ブルーリボン賞受賞記念 車両基地まつり in 横瀬」は、西武鉄道の特急車両001系「ラビュー」が鉄道友の会ブルーリボン賞を受賞したことを記念し、普段入ることのできない横瀬車両基地にて開催。新型コロナウイルス感染症の拡大予防のため、完全事前申込制での開催となり、午前の部・午後の部の時間入替制で行われた。
撮影コーナーでは、1970(昭和45)年にブルーリボン賞を受賞した5000系「レッドアロー」と、今年受賞した001系「ラビュー」が“共演”。多くの来場者が集まり、新旧ブルーリボン賞車両が並ぶ姿を写真に収めていた。他にも懐かしの電車・機関車が展示され、10000系「ニューレッドアロー」や旧101系、3000系『銀河鉄道999』ラッピング電車の姿も。大人の世代を中心に注目を集めていた。
保線作業の実演も行われ、レールを切断し、くじ引きでこどもたちにプレゼントする企画も。見事にレールが切断されると、来場者から拍手が起き、くじが当たるか当たらないかで盛り上がる場面もあった。この日のイベントでは、鉄道部品・鉄道グッズ等の販売やこども制服撮影なども行われ、来場者に「池袋線レッドアロー号ラストランプロモーション」のクリアファイルも配布されたという。
来場者の中には、「ラビュー」が描かれた服や西武鉄道のグッズを身に着け、来場するこどもたちの姿も見られた。世代を問わず、多くの参加者がイベントを楽しんだ様子だった。
イベント開催に合わせ、飯能~西武秩父間で臨時特急列車も設定された。下り「ちちぶ91・93号」、上り「ちちぶ92・96号」は「レッドアロークラシック」車両、上り「ちちぶ94・98号」は「ラビュー」を使用しての運転だった。