女優の柴咲コウが主演する日本テレビ系ドラマ『35歳の少女』(毎週土曜22:00~)で、俳優の竜星涼演じる達也が着ている個性的なTシャツが話題になっている。
進次(田中哲司)の再婚相手・加奈(富田靖子)の連れ子である達也は、25歳にして引きこもり。ときに暴力をふるうこともあり、進次も加奈も怯えて彼とまともに向き合うことができずにいる。
さらに、達也は「整形費用」として100万円を要求。100万円を渡すことに反対する進次と、渡そうとする加奈。達也をめぐってますます家族の気持ちはバラバラになっていた。
これまで、主に食事をとる際に姿を見せてきた達也。そのとき彼が着ているTシャツには、毎回インパクト大のメッセージが書いてある。“引きこもり”“家庭内暴力”という彼のネガティブイメージと裏腹に、その胸に書かれていたのは、第1話で「絆」「誠」、第2話で「感謝」、第3話で「HELP ME」、第4話で「一発逆転」と、ポジティブなワードや、心の声かと思われるような言葉ばかり。
SNSでは「反抗的な態度とは裏腹のTシャツ」「Tシャツで助けてって言ってるよ…」など、達也が口では言えないメッセージと捉える人が多数。そして、きょう7日放送の第5話の予告映像では、達也のTシャツに「愛」の文字が書かれている。
実は達也のTシャツの文字は、その話のテーマや達也のおかれている状況を考えて、まずは助監督がいくつか候補を考え、それを監督に提案。監督が決めたものを、プロデューサー、脚本家に相談して決定している。最初は苦労していた助監督も、今ではこの作業を楽しんでいる様子。最終回までどのような言葉が紡がれるのか、注目だ。