展示機はすべて「Ryzen 5000」シリーズ! アークの新ブランド発表会

パソコンショップ「アーク」が、新しいBTOブランド「arkhive(アークハイブ)」を発表。11月6日12時に特設サイトをオープンしました。メディア向け発表会からレポートします。

  • アークの新BTOブランド「arkhive(アークハイブ)」

  • 発表会では4台の実機を展示。写真の1台は、ASRock SPIRITSコラボレーションモデルのデスクトップ「arkhive Gaming Custom GC-A9G39R」です。Ryzen 9 5950Xを搭載し、579,800円(税込)

【動画】Ryzen 9 5950XマシンのGC-A9G39RでCineBench R20を動かしたところ……むちゃくちゃ速い!

  • ASRock SPIRITSコラボレーションモデルのキューブ型デスクトップ「arkhive Gaming Custom GC-A9G38Z」は、内部セパレート構造のケースを採用。1000W電源を搭載しても問題なし。Ryzen 9 5900Xの構成で349,800円(税込)

  • アークが支援しているプロゲーミングチーム「SunSister」のコラボモデル「arkhive Gaming Alliance GN-A7G37R」。同じくスポンサーのMSI製パーツを多用しているのが特徴。Ryzen 7 5800Xの構成で259,800円(税込)

  • あえて「光らないゲーミングパソコン」を狙い、ソリッドパネルを使用した「arkhive Gaming Custom GC-A5G37R」(展示機はガラスパネル)。Ryzen 7 5600Xの構成で219,800円(税込)。今回の展示機はすべてCustomの名がついており、メモリメーカーに至るまで細かく仕様を変えられます

発表会ではまず、パソコンショップアーク BTO-EC統括長 福田智氏がアークの歴史と新ブランドを紹介。創業から21年となるアーク、最初は神奈川県の川崎に店舗をオープンしましたが、3年後にアキバへ引っ越し。2006年5月に現在の場所になりました。通販も2001年から始めています。

  • パソコンショップアーク BTO-EC統括長 福田智氏

  • 2001年にアキバ(UDX側)に移転し、2006年に現在の場所へ。年代的には、64bit CPUがコンシューマーに降りてきたころ。2006年は「Intel Core 2」が登場した年です。2010年には、BTOゲーミングパソコンとして「CROYDON」シリーズをリリースしています

アークは、単なるアキバのパソコンショップとしてだけでなく、パソコンゲームに早期から注力してきました。ゲームの周辺機器や海外のゲームパッケージを販売したり、当時のパソコンショップでは扱いが少なかったSDメモリカードを多く扱っていたりと、自作パソコン以外のお客が多く来店していて驚いたことがあります(2つ折りガラケー時代に「miniSDカードが安い」と口コミになったようです)。リアルショップだけでなく、通販も2001年から開始と、かなり早くから行っています。

新BTOブランド「arkhive」のポイント

アークのBTOパソコンは以前、「CROYDON」や「GOUGER」というブランドで展開していました。これを「arkhive」という新ブランドに発展させ、さらにゲーミングパソコンだけでなく、クリエイティブ、スタンダードビジネス、サーバーと領域を拡大。「アークがビジネス向け?」とも思いましたが、法人営業部があり納品後の請求書払いが可能になっているとのことです。

  • arkhiveのこだわり4つ。といっても「made in AKIBA」、「Time To Market」、「ゲーミングニーズへの対応」は以前から変わっていません。24時間365日サポートは2020年6月から開始

arkhiveのコダワリポイントとして、これまで通り非常に幅広いパーツに対応し、市場に出た新パーツをいち早く取り入れる「Time to Market」、24時間365日サポートの安心感、「made in AKIBA」と4つの点をアピール。「本当にmade in AKIBAなの?」という質問も飛び出しましたが、アークが入居しているビルに倉庫があり、そこで熟練のスタッフが組み立てるそうです。

  • ゲーミング以外にも、クリエーター向け、ワークステーション、サーバー、ビジネス向けも取り扱います

  • これまでと同じように幅広いカスタムオーダーに対応するほか、カスタム幅を狭めた短納期・即納モデル、メーカーやブランドとのコラボレーション、特別企画・コンセプトモデルが加わります

  • 販売は秋葉原の店舗とオンライン通販、そして掛売に対応した法人営業といったように、すべてアークが対応します

  • 新ブランドを記念したキャンペーンも実施。週替わりの特別モデル、グラフィックスカードによるキャンペーンは要チェック!

  • 展示機のキューブ型で使われていたケースメーカー「SilverStone」の特別モデルも企画中。かつて流行した「ネタケース」がまた来れば、arkhiveプリントモデルが販売されるかもしれません

発表会の会場には4台のゲーミングパソコン(サンプル機)を展示してあり、すべて11月6日から発売されるAMDのCPU「Ryzen 5000」シリーズを搭載していました。日本AMDの佐藤氏が「全方位世界最強」とアピールするRyzen 5000シリーズ同様、領域を広げたarkhiveの展開が楽しみです。

  • 当日はトークセッションもあり、関係者が「アツい昔話」を繰り広げていました。後列左から、プロゲーミングチーム「Sunsister」PUBG部門のCrazySam選手、エムエスアイコンピュータージャパンの新宅洪一氏、ASUS JAPANの市川彰吾氏、ASRock Incorporationの原口有司氏、プロゲーミングチーム「Sunsister」ストリーマー部門の田森就太氏。前列左から、NVIDIAの高橋一則氏、パソコンショップアークの福田智氏、パソコンショップアークの早田秀成氏、日本AMDの佐藤美明氏