エン・ジャパンは11月4日、「発注請求業務に関する意識調査」の結果を発表した。調査は10月8日~12日、経理・財務・会計・管理に関する部署に所属する全国のビジネスパーソン900名を対象にインターネットで行われた。
会社の請求業務について質問したところ、38.8%が「(どちらかというと)効率が悪いと感じる」と回答。特に効率が悪いと感じる業務として、「押印業務」(49.0%)、「請求書の印刷・封入・投函などの作業」(45.3%)、「請求書の管理・保管」(45.0%)が上位にあがった。
また、リモートワーク期間中に発注請求関連業務の為に出社した経験があるかと尋ねたところ、58.4%が「ある」と回答。さらに、「支払い・請求業務の作業負担によりストレスを感じることはありますか?」という質問では、約7割が「ストレスを感じている(毎月+作業が多い月のみ)」と回答した。
次に、発注や請求業務のペーパーレス化(電子化)に対する会社の取り組みについて調査を実施した。その結果、「ペーパーレス化に(どちらかというと)取組んでいる」会社は41.6%と、半数以下であることが明らかに。
そこで、ペーパーレス化に取り組んでいない理由を聞いたところ、「導入コストの問題」(29.5%)、「紙の方が安心」(26.6%)、「経営陣のITリテラシー不足」(21.1%)が上位となったほか、「各担当が請求書を出すから」、「役所が電子化対応しないと難しい」、「データは消える心配がある」といった回答も見受けられた。
また、「電子帳簿保存法が今年の10月1日に改正されたことを知っていますか?」と尋ねたところ、30.8%が「知っている」と回答。さらに、電子帳簿保存法の改正がペーパーレス化を加速させるきっかけになるか質問したところ、82.0%が「(どちらかというと)きっかけになると思う」と回答した。