女優の柴咲コウが主演する日本テレビ系ドラマ『35歳の少女』(毎週土曜22:00~)の第5話が、あす7日に放送される。

  • 柴咲コウ(左)と坂口健太郎=日本テレビ提供

前回放送の第4話では、反抗期を過ごし心が大人へと急速に成長し始めた望美(柴咲)。ラストシーンで、結人(坂口健太郎)をなぐさめる望美の慈愛に満ちた眼差しと結人の一滴の涙に、SNS上でも「涙が止まらない」「最後の方めっちゃ涙でた」「感情移入し過ぎて号泣」といった声があがった。

第5話では、望美がさらに急速な成長を見せ、子供時代を懐かしく感じ始めていた。多恵(鈴木保奈美)は思春期のような望美と、家庭教師に訪れる結人の関係を不安げに見守るが…。

一方、達也(竜星涼)に手がつけられない状態が続く進次(田中哲司)の家では、加奈(富田靖子)が要求された整形費用100万円を達也に渡そうとしていた。

結人への気持ちが募る望美は、心配する多恵に“もう結人と付き合っている”とフライング交際宣言。その一方で、結人が過去のトラウマから教師に戻りたい気持ちを誤魔化していると感じる。恋人代行に向かう結人が気になって後を尾けると、その相手は妹の愛美(橋本愛)で……。

第1話で「本当に10歳みたい」と視聴者を大いに驚かせた柴咲演じる“35歳の少女”望美。「成長するね」と自分で決意した言葉の通り、これまでさまざまな経験を積み重ね、第4話では、中学生のセーラー服に身を包み、またも視聴者を驚かせた。

その一方で、家族と衝突したり、“パパ活”に巻き込まれたりと、成長するつらさも身をもって知る。そして、同級生・結人に恋心を抱き、その思いをストレートに表現する望美に結人は困惑。

さらに、25年もの間、望美を1人で孤独に看病し続けた多恵にとって、望美の恋心は心配の種でしかない。子供の成長は、「うれしいが寂しい」という微妙な親心を、鈴木保奈美が見事に演じている。

一方、親の束縛があればあるほど、子供は暴走するのは望美も例外ではなく、母・多恵の気持ちが理解できず苦しむ。そして望美は“大人”とはどうあるべきなのかに迷いながら、遂に家を出てしまう……。

第5話は、親の目線からも子供の目線からも楽しめる内容となっている。