秩父鉄道は5日、今年12月に引退予定の電気機関車108号機で行く12系客車乗車ツアー「快速秩父路デキ108号」の運行を12月12日に実施すると発表した。撮影会も開催される。

  • 電気機関車108号機

電気機関車108号機は1951(昭和26)年に製造され、1972年までの松尾鉱業鉄道全廃まで「ED502」として活躍。その後、秩父鉄道へ譲渡され、108号機として1973年から運用を開始し、貨物輸送を中心に活躍してきた。今回のツアーは、2020年12月をもって引退する電気機関車108号機が12系客車(4両編成)を牽引する最後の旅となる。

12月12日に実施される「快速秩父路デキ108号」は、往路が熊谷駅10時10分発・秩父駅12時7分着、復路が秩父駅14時36分発・熊谷駅16時18分着で運行。全区間で添乗員が同行する。参加者全員に軽食を用意するほか、参加特典として特別乗車票とオリジナルグッズのプレゼントも。参加者限定で、秩父駅構内特別区域で約50分の撮影会と、新商品グッズの先行販売も実施される。

  • 12系客車

  • 12系客車の内観

このツアーは「Go To トラベル」事業支援対象となっており、向かい合わせの4席(A・B・C・D席)を1名で利用する「1ボックス占有」の支払い実額は1万2,000円(給付金6,400円・地域共通クーポン3,000円)、窓側から2席(A・B席またはC・D席)を1名で利用する「2席占有」の支払い実額は1万円(給付金5,300円・地域共通クーポン2,000円)。

申込みは秩父観光興業株式会社ツアーセンターの専用窓口にて、11月9日12時から11月13日17時までメールで受け付ける。募集人員は108名。参加希望者多数の場合は抽選となる。