スマートフォンの通信プランといえば、どれだけデータ通信しても料金が変わらない「定額制」か、データ通信量に応じて料金が増える「従量制」の2つに大別されます。ある量までは定額制で超過分は従量制、といった合わせ技的なプランもありますが、使い放題か使ったぶんだけか、という根本的な部分は変わりません。
しかし、定額制といえど毎月の通信量は意識せざるをえません。◯ギガを超えたら通信速度が遅くなる、料金が割高になる、といった一種のハンデを負わされるプランも多く、月末近くになると日に何度もパケット残量を確認する人をよく見かけます。
iPhoneユーザも事情は同じですが、iOS 14.1がリリースされたときSNSで気になる報告を目にしました。月末に◯ギガちょうどで着地予定がいつの間にかオーバーしていた、原因を調べたらモバイル通信時にアプリが自動アップデートされていたというものですが、それにしてもなぜ?
その原因は...App Storeのモバイル通信時におけるアップデートの条件が自動的に変更されたためです。事前に「常に確認」を選択していても、iOS 14.1アップデートを完了すると「200MB以上のときは確認」に変更されてしまうことがあるのです。自動ダウンロードが有効にされていて、アップデートの容量が100メガ、150メガといったアプリがある場合、日に何度もパケット残量を確認する努力が水の泡になります。
10月は予定の通信量を超過してしまったが原因不明という場合には、「設定」→「App Store」→「App ダウンロード」の順に画面を開き、現れた画面で「常に確認」にチェックを入れておきましょう。これで、モバイル通信時の自動アップデートで貴重なパケットを消費してしまうことを避けられますよ。