SHIBUYA TSUTAYAは、11月3日の「ビデオの日」を記念して、ビデオテープコーナー「渋谷フィルムコレクション」の中から直近約1カ月の最新「ビデオテープレンタルランキング」を発表。さらに、VHSブームをひも解く映画の無料上映会や、VHS作品を含む準新作・旧作全品のレンタル100円キャンペーンを実施する。
「渋谷フィルムコレクション」は、映画マニア・コレクターの要望に応える形でSHIBUYA TSUTAYA(東京・渋谷)に9月17日に新設されたコーナー。未DVD化映像作品を含む約6,000タイトルを取りそろえており、この中には11月15日に閉店する新宿TSUTAYA 歌舞伎町DVDレンタル館から移動してきたVHSも含まれている。
今回発表された、「ビデオテープレンタルランキング」(集計期間:2020年10月1日~26日)の1位は、1973年製作のフランス映画「ママと娼婦」。レンタルフロア責任者の小野寺翔氏は、「43歳の若さで夭折したジャン・ユスターシュ監督の、モノクロで描かれたポスト・ヌーヴェルヴァーグ最大の傑作と名高い作品」と紹介している。
2位はアニエスカ・ホランド監督の「太陽と月に背いて」(1995年製作、イギリス)、3位はウィルフレッド・ジャクソン監督の「南部の唄」(1946年製作、アメリカ)。4位以下はパトリック・ボカノウスキー監督「天使 L'ANGE/海辺にて」(1982年製作、フランス)、ヴェラ・ヒティロヴァ監督「ひなぎく」(1966年製作、チェコスロヴァキア)と続いた。
小野寺氏は、「(渋谷フィルムコレクションの)利用者は20代と50代の男性のシェアが高く、ライトユーザーからシネフィルまで幅広くお越しいただいている。映画ファンには一度は観ていただきたい名作が(ランキングの)上位を占める結果になった」とコメントしている。
なお、11月3日の「ビデオの日」は、2016年に日本映像ソフト協会(JVA)と日本コンパクトディスク・ビデオレンタル商業組合(CDVJ)が、DVD発売20周年とBlu-ray発売10周年(いずれも当時)を記念して制定したもの。
ブラウン管TVフォトスポット登場、レンタルキャンペーンや無料上映会も
SHIBUYA TSUTAYA 5F『渋谷フィルムコレクション』コーナーでは、「ビデオの日」に合わせて11月3日から「ビデオテープレンタルランキング」を展開。さらに6FのBOOKフロアでは、11月3日~16日の期間中、ブラウン管テレビを集めたフォトスポットを用意する。店舗公式Instagram(@shibuyafilmcollection)では、期間限定で使えるストーリーズのオリジナルエフェクトを用意。会場内にあるQRコードを読み込むと、オリジナルエフェクト入りで撮影を楽しめるという。
ほかにも、11月5日~7日の3日間は、ビデオテープ全作品を含む映像レンタルの準新作・旧作全品100円キャンペーンを実施。ビデオテープ用のビデオデッキ貸し出しも行っており、7泊で税別910円となる。
11月9日20時~22時半には、VHSが築いた功績を辿り、新たな視点で再燃する「VHS」ブームをひも解いた映画「VHSテープを巻き戻せ!」(監督:ジョシュ・ジョンソン、2013年、91分)の上映会や、雑誌「POPEYE」12月号の映画特集「誰かと話したくなる映画。」の担当編集者や映画関係者を交えたトーク座談会なども開催する。場所はSHIBUYA TSUTAYA 7Fの「WIRED TOKYO 1999」で、参加費は無料(1ドリンク代別500円)。参加条件として「お気に入りのビデオテープ作品1本」が必要(5Fレンタルフロアでレンタルも可能)。11月6日13時までに応募サイトから事前に申し込む必要があり(3Fレジカウンターで申込み用紙記入による応募も可能)で、当選者には11月6日に電話で案内するという。