声優、そしてアーティストとして活躍する石原夏織の5thシングル「Against.」が、2020年11月4日にリリースされる。

表題曲「Against.」は、自身も音々・アルカストーネ役で出演するTVアニメ『キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦』のオープニングテーマで、作品の世界観を表現した、激しく、そしてクールな楽曲に仕上がっている。

一方、カップリングに収録される「You & I」は、「Against.」の雰囲気とは打って変わり、明るく可愛らしい楽曲となっている。

そこで今回、リリースを前に石原夏織が語ったメッセージを紹介しよう。

●石原夏織が語る「Against.」

――約1年ぶりのシングルリリースとなります

8月にアルバムを出したので、あまり久しぶりという感じはありません。このシングルはタイアップということもあって、かなり先行して制作していたので、久しぶりというよりも、やっとリリースできるという気持ちのほうが強いかもしれません。

――最初に「Against.」を聴いたときの印象はいかがでしたか?

アニメのイメージにあわせて、カッコよさと切なさのある曲がいいと思ったので、そういうテーマでコンペを行ったのですが、「Against.」はこの2つを兼ね備えていたのに加えて、自分らしさもあると思ったんです。自分のシングルでもありますから。そういった点でも、この曲が一番ビビッときたので、選ばせていただきました。

――実際に歌ってみた感想はいかがですか?

あまり言葉が詰まっているわけでもなく、すごく難しいという印象もなかったので、自分中の切なさをちゃんと表現できればいいなと思って歌いました。そして歌っていると、だんだん歌詞の物語に入っていくような感じがしたので、レコーディングなのにライブで歌っているような気持ちよさがあり、すごく楽しいレコーディングになりました。

――歌いやすい曲という感じでしょうか?

歌いやすい曲です。前回のアルバムに収録された「Diorama-Drama」も藤林(聖子)さんに作詞していただいた曲だったのですが、あの曲よりも安心して英語の部分も歌えました。あの曲はいきなり英語から始まるので、けっこう大変だったんですけど(笑)。

――サビの「Against.」の部分はきっちり歌うとかなり難しそうな感じですが

聴いてみると最後の“st”のところがだいぶ小さくなってますね(笑)。レコーディングのときも、この“st”をはっきり歌うかどうかという話があって、実際、ちゃんと歌っているのですが、かなり小さく歌っているので、楽曲にかき消されてしまって……。アカペラで音を出すとちゃんと歌っていることがわかるんですけど、最初はみんなに疑われて(笑)。

――ライブで歌うとなると大変そうですね

ブレスがかなり大変で、ここにダンスがつくと考えると……。今からどうしようか悩んじゃっています(笑)。