リクルート住まいカンパニーは、「SUUMO 住んでいる街 実感調査 2020 福岡市版」の調査結果を11月2日に発表した。調査は3月17~23日、福岡市にある各駅から7㎞以内に在住の20歳以上の男女8,625人を対象にインターネットで行われた。
「住民に愛されている街(駅)」ランキングの上位を見ると、1位「西新(地下鉄空港線)」、2位「大濠公園(地下鉄空港線)」、3位「西鉄福岡(天神)(西鉄天神大牟田線)」、4位「薬院(西鉄天神大牟田線)」、5位「桜坂(地下鉄七隈線)」、6位「唐人町(地下鉄空港線)」、7位「別府(地下鉄七隈線)」、8位「薬院大通(地下鉄七隈線)」、9位「赤坂(地下鉄空港線)」「六本松(地下鉄七隈線)」という結果に。上位10位のうち、8駅は福岡市中央区の駅がランクイン。コンパクトシティである福岡市内の中心部の駅が「住民に愛されている」と感じる傾向が見て取れる。
1位の「西新」は駅前の再開発が進み、最新施設と人情味あふれる商店街の両方が揃っている。「映画館や美術館、動物園などの施設が充実している」「地域の人がその街のことを好きそう」「小学校・中学校などの教育環境が充実している」といった項目を魅力にあげる方が多いとのこと。
また、「お祭りなど地域の交流が盛んだと感じる街」ランキングは、1位に「祇園(地下鉄空港線)」があげられた。続いて、2位「呉服町(地下鉄箱崎線)」、3位「中洲川端(地下鉄空港線)」、4位「箱崎宮前(地下鉄箱崎線)」、5位「千代県庁口(地下鉄箱崎線)」、6位「香椎神宮(JR香椎線)」、7位「箱崎(JR鹿児島本線)」、8位「名島(西鉄貝塚線)」、9位「博多(JR鹿児島本線)」、10位「馬出九大病院前(地下鉄箱崎線)」と続いた。
1位から3位には、博多っ子から"お櫛田さん"として愛される、櫛田神社を中心とするエリアがランクイン。4位と7位には「勝運の神」として全国に知られる筥崎宮の周辺が入り、街と神社の祭りを通した結びつきの強さが浮き彫りになった。5位の千代県庁口、10位の馬出九大病院前には十日恵比須神社があり、「正月大祭」では商売繁盛を願う人々で一晩中にぎわうという。