JR九州は10月28日、キャンプ場の運営やキャンプ用品の販売などを手がけるスノーピークと包括連携協定を結んだと発表した。今後、九州全域でのアウトドアを通じた地域の魅力向上や観光誘致、新たなライフバリュー提案などについて連携して取り組む。

  • 「アミュプラザくまもと」内に出店するスノーピーク直営店(イメージ)

この連携にもとづき、JR熊本駅の駅ビル「アミュプラザくまもと」にスノーピークの直営店を今後開設する。旅の出発点となる「体験型店舗」として、アウトドアツーリズムやワークショップなどの企画を行うほか、オフィスワーカー向けの野外ワークスタイル(キャンピングオフィス)の提案などを行う。

「野遊び×モビリティ」をキーワードとした新たな体験型地方創生事業にも着手。D&S列車と共催するグランピング事業の創出に取り組む。

  • キャンピングオフィス(イメージ)

宿泊拠点との連携で地域の魅力創出と回遊を図る事業にも取り組み、奥日田温泉うめひびきでたき火体験などの体験型宿泊オプション企画を実施するほか、スノーピークが運営する奥日田キャンプフィールド利用者にうめひびき温泉利用優待を実施する。今後もさまざまな分野での協業を検討するとしている。