気持ちの良い秋晴れが続く昨今、ベランダやテラスでお酒を楽しむ機会も多いかもしれない。そこでお勧めしたいのが「フルーツビール」。ビール独特の苦みの中にも、フルーツのさわやかで甘い香りや後味が楽しめるドリンクだ。
今回は4種類のフルーツビールを飲み比べ。普段なかなか飲むことのないフルーツビール選びの参考にしてみてほしい。
スッキリさわやかなカクテルビール「レモンビール」
ピルスナータイプのビールに新鮮なレモン果汁をプラスしたカクテルビールが「レモンビール」。レモンサワーももちろんおいしいが、ビール独特ののど越しの良さと、レモンの爽やかな香りが同時に楽しめるのは楽しい。
癖もなく、苦みも強くないので「とにかく飲みやすい!」の一言。レモンが入っていることもあって、脂っこいメニューとも相性が良さそうだ。
気分を変えたいときに、バーベキューでお肉と併せて、さまざまシーンで軽く飲める、冷蔵庫に常に一本入れておきたいと思わせてくれるビールだった。
ラズベリー果汁を加えて醸造「JAZZBERRY」
次に紹介するのは、ラズベリー果汁を加えて醸造したという一風変わったクラフトビール「JAZZBERRY」だ。グラスに注いだ瞬間にベリーの香りがふわっと漂い、ルビー色の液色で見た目にも楽しませてくれる。
"ベリー"と聞くと、すごく甘いのではないか、と思ってしまうが、実際に飲んでみると全然そんなことはない。ビールの苦みとベリーの甘酸っぱさが絶妙にマッチしているし、食事にも良く合いそうだ。そして、飲みやすいワインのように、ぐいぐいと飲めてしまう。
華やかな雰囲気を演出してくれるので、女子会で、一人でも気分を高めたいときに、活躍してくれるだろう。
バナナの甘い香りが印象的「シャポー・バナナ」
そしてかなり個性的な味わいと感じたのが、「シャポー・バナナ」。とにかくバナナ、苦みがすくなく甘みもあるので、ビールが苦手な方にはいいかもしれない。
ぜひこのビール単体で、デザート感覚で楽しんでもらいたい。
アップルパイのような「アップルシナモンエール」
最後は秋冬限定で楽しめる「アップルシナモンエール」。軽く焦がした"カラメルモルト"のコク深いビールに、焼きりんご、シナモン、メープルシュガーを合わせている。
シナモン風味のスパイシーさと、りんごのほのかな酸味、メープルシュガーによる香ばしい甘み、ビール独特の苦みがそれぞれ感じられ、飲み始めてから飲み終えるまで、さまざまな味の変化を楽しめる、不思議なビールだった。
秋の夜長にあったかい恰好をして映画を観たり、読書をしたりしながら、飲むのにぴったりの商品だと感じた。
シーンに合わせて楽しんで
それぞれ個性があるビールだけに、楽しみ方も多種多様。
日々の暮らしにちょっと刺激がほしいとき、気分を上げたいとき、ぜひ気軽に取り入れてみてほしい。