LINE Payと三井住友カードは10月30日、戦略的業務提携を強化すると発表した。これにより、新しい決済体験・カード文化を創造し、新たな時代に即したキャッシュレス決済の実現を目指すという。
「LINE Pay」が全国のiD加盟店で利用可能に
両社の組み合わせにより、「LINE Pay」の利用場所を拡大するとともに、シームレスな顧客コミュニケーションとセキュアな決済を融合し、安心・安全で使いやすい決済体験をユーザーに提供する。また多くのユーザーに使用されているアプリ「LINE」と、国内最大規模の加盟店網を保有する三井住友カードが提携することで、新たなキャッシュレス経済圏を構築し、決済だけにとどまらない新たな付加価値の提供を目指すとしている。
2020年12月(予定)には、「Visa LINE Payプリペイドカード」を「LINE」アプリ内で発行。「Apple Pay」「Google Pay」にも順次対応する予定で、「LINE Pay」が全国のiD加盟店でも利用可能になる。
2021年春(予定)には、「チャージ&ペイ」対応カードを拡大。「Visa LINE Payクレジットカード」以外の三井住友カードが発行するVisaブランドのクレジットカードでも、「チャージ&ペイ」機能が利用可能になるという。
セキュリティについても強化。2020年9月、「Visa LINE Payクレジットカード」会員に対し、「LINE」上での利用通知を開始しており、三井住友カード会員についても順次開始する予定。また三井住友カード会員は、三井住友カードアプリ「Vpass」の連携により、「LINE」上でクレジットカードの各種手続きや設定が可能になるほか、LINEの「CLOVA Chatbot」を利用した問い合わせも可能になる予定だ。
さらに三井住友カード会員が「LINE」の各種サービスを利用した際、通常よりも上乗せしたVポイント還元を実施するとしている。