アイドルグループ・関ジャニ∞の大倉忠義が30日、都内で行われた映画『窮鼠はチーズの夢を見る』(公開中)の大ヒット記念舞台挨拶に、行定勲監督とともに登壇。新型コロナウイルスから復活後初の公の場で、「ただいまです」とあいさつした。

  • 関ジャニ∞の大倉忠義

大倉は9月20日夜に倦怠感があり、21日朝に発熱があったためPCR検査を受けた結果、23日に陽性と判明。療養生活を続けて体調が回復し、PCR検査も陰性であることが確認され、今月12日から活動を再開していた。

満員の観客の前に立った大倉は、「本当に久しぶりにお客さんの前に立てたことが…いつもライブで1年に1回あるんですけど、今年どうなるんだろうというのがあった。こういう機会があってすごくうれしく思います」と感慨深げにあいさつした。

そして、「ご心配をおかけしましたけど、万全な体調で戻りまして。映画館もこれだけ満員で見られるようになったんですよね。ありがとうございます」と笑顔で復活を報告。MCから「お帰りなさい」と声をかけられると、小さな声で「ただいまです」と返し、観客から拍手が送られた。

同作は、『失恋ショコラティエ』等で知られる水城せとなによる人気漫画『窮鼠はチーズの夢を見る』『俎上の鯉は二度跳ねる』を実写映画化。学生時代から受け身の恋愛ばかりを繰り返してきた恭一(大倉)はある日、後輩の今ヶ瀬渉(成田凌)と7年ぶりに再会し、「カラダと引き換えに」不倫の事実を隠すことを提示される。「昔からずっと好きだった」と想いを告げられ、今ヶ瀬の一途なアプローチに振り回されていくうちに、恭一は胸を締め付けるほどの恋の痛みに翻弄されていく。

大倉は「何回か見たという方がすごく多いと聞きました。『恭一はこうなんじゃないか』とか、『今ヶ瀬はこうなんじゃないか』と皆さんが想像してくださる作品。それだけ奥深い作品に携わらせていただけるようになったんだなと。自分で言うのもなんですけど、代表作になればいいなと思っています」と語った。