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【この記事のエキスパート】
ワイルドライフクリエーター、山岳写真家:荒井 裕介
ブッシュクラフト、狩猟、ULスタイル、沢登りなど様々なアウトドアに取り組む。海外生活の経験もあり銃器やトイガンにも造詣が深い。
アウトドア料理やビンテージアウトドアアイテムのレストア、道具作りにも造詣が深く自作アイテムのみでの山行も行う。
フェールラーベンのアンバサダーとしても活動している。
自分の体型やスキルに合うサーフボードは、初心者にはわかりにくいもの。また、サーフボードは安いものでも数万円はするので、選ぶときはなんとしても失敗は避けたいですよね。この記事では、サーフボードの選び方とおすすめ商品ご紹介します。
初心者がサーフボードを購入するメリット
最初はサーフボードをレンタルショップで借りてサーフィンを楽しむ人も多いと思いますが、自分の体型に合った使い勝手のいいマイボードを手に入れることで、テイクオフができるようになったり、ターンを決めることができるようになったりします。
また、あえて高価なサーフボードを購入することでボードに愛着が湧き、サーフィンがうまくなりたいというモチベーションも高くなるもの。自分に合って末長く使えるサーフボードを、この記事を参考に見つけていきましょう。
自分に合った種類で!
初心者向けサーフボードの選び方
サーフィン初心者がサーフボードを購入するとき、どんなサーフボードを選べばいいのでしょうか。
ここからは、ワイルドライフクリエーターの荒井 裕介さんのアドバイスをもとに、初心者向けサーフボードの選び方を紹介します。ポイントは下記の5つ。
【1】ボードの種類
【2】自分の体重に合っているか
【3】ボードの厚さ&幅
【4】レールの種類
【5】初心者向けのブランドもチェック
上記の5つのポイントをおさえることで、より具体的に自分に合うサーフボードを選ぶことができます。一つひとつ解説していきます。
【1】ボードの種類で選ぶ
サーフボードを選ぶときにまず着目したいのがボードの種類です。サーフボードにはロングボード(セミロングボードを含む)、ファンボード、ショートボードの3種類があり、それぞれ長さや機能性が異なります。
初心者だからといって、乗れないという種類はありませんが、それぞれの特徴を知っておくと選びやすくなりますよ。
ロングボード・セミロングボード
ロングボードとは9'0(9フィート=約274.3cm)以上のサーフボードのことをいいます。ロングボードのメリットは、浮力が大きくとにかく安定感があること。大きめの体格で体重がある人でも安定して乗ることができます。
デメリットとしては、長くて重さがあるので持ち運びがたいへんな点と、取り回しがしづらい点が挙げられます。ロングボードよりも軽量で、少し短めの8'0(約243.8cm)のセミロングボードも、初心者に選ばれています。
ファンボード
セミロングボードよりも短い、6'5〜8'0未満のボードのことをいいます。浮力が大きい商品を選べば、パドリングもテイクオフもしやすく初心者でも扱いやすいでしょう。
ロングボードに比べて取り回しがしやすく、大きな弧を描くターンなどの技も決められます。
ショートボード
その名のとおり、6'5未満で短めのボードのことをいいます。小さくて小まわりが利くので技を決めやすい点が大きなメリット。しかし、ロングボードやファンボードに比べて浮力は小さく、安定感に欠ける部分があります。
そのため上級者向けのボードともいわれていますが、ボードの扱いの習得が早く体力に自信がある、運動神経のいい人であれば初心者でも扱いやすいボードです。
【2】自分の体重に合った商品を選ぼう
サーフボードには、適正体重というものが存在します。適正体重に合ったものを選ばないと、ボードが沈んでなかなか波に乗れない……なんていうことも。
ロングボードなど大きなボードのほうが浮力が大きく、適正体重は重くなります。種類別の適正体重の目安としては、ロングボードが約80kgまで、ファンボードが約75kg、ショートボードが約70kgです。
【3】サーフボードの厚さや幅によって機能も変わる
サーフボードの種類や長さも大切なポイントですが、厚さやボードの幅も実際に波に乗るうえでは重要なポイントです。
サーフボードの厚さや幅が、波に乗るときにどのような影響を及ぼすのかを、かんたんにまとめました。
幅が広いボードは安定感がある
幅が広いサーフボードは、水の上でフラフラしにくく安定感があります。ボードがフラフラしていたら、パドリングやテイクオフに影響が及ぶのは明らか。
まずテイクオフができるようになりたい! パドリングがしやすいボードを選びたい! という人は、幅が広めのサーフボードを選びましょう。
厚みのあるボードは浮力が高い
サーフボードには、発泡スチロールや発泡フォームなど、水に浮く素材が含まれています。厚みがあればあるほど、それらの素材が水の上で浮くようにはたらきかけるため、浮力が高くなります。
浮力の高さもテイクオフやパドリングのしやすさなどに大きく影響します。ターンやパフォーマンスなど派手な動きがしにくいというデメリットもありますが、初心者は厚みのあるサーフボードを選んでおくと失敗が少ないですよ。
【4】レールの種類も要確認!
レールとは両サイドのエッジ部分のこと。この部分の形状が乗り味を左右するといっても過言ではありません。レールの形状が薄いほど反応が軽い一方で、安定感は低くなるうえにスピードは出しにくくなります。
そのため、初心者は厚めの形状のボキシーレール、またはミディアムレールを選んでおくといいでしょう。ボキシー、ミディアム、それぞれの特徴をかんたんに説明します。
ボキシーレール(フルレール)
丸みとボリュームがある形状のレール。安定感にすぐれ、スピードも出やすいので浅い場所での小さな波でのサーフィンに向いています。
デメリットとしては反応が重く、しっかりと荷重移動を行なわないとレールが波に入りにくい点が挙げられます。そのぶん、初心者でも荷重移動の練習がしっかりできるボードだといえます。
ミディアムレール
ボキシーレールよりも少し薄い形状のレール。大きな波から小さな波まで、さまざまな波に対応。日本の海の波にいちばん合っているレールだともいわれています。波の形状が変化しやすいビーチブレイクとも好相性。
ボキシーかミディアムか迷っているのであれば、ミディアムを選べば失敗が少ないですよ。
【5】初心者向けのブランドから選ぶ
少し価格は高くなりますが、初心者でも使え、上達してからも長い間使えるサーフボードを販売しているブランドもあります。なかでもNSP、TORQ surfboards、RUSTY SURFBOARDSは初心者から使えるサーフボードの代表的なブランド。
浮力が高くてパドリングがラク&浅い波でも乗れるよう作られているのはもちろん、ターンの練習や大波にも乗れるように設計されているものが多く存在します。
ワイルドライフクリエーターからのアドバイス
まずは、浮力と長さに注目!
【エキスパートのコメント】
長く続けるなら失敗したくないのがファーストボード選びですね。まず注目するのは浮力と長さです。
浮力があればパワーのない波でもテイクオフしやすいですが、ロッカーの強弱で掘れた波には向かないものもあります。自分が目的としている波や場所を考慮し、小回りよりもまずはきっちり波をとらえられるボード選びが重要になります。
ロングにするか、ショートにするか悩んでいる人は、ファンボードから始めるものありですね。まずは波に乗る感覚をつかみやすいものをチョイスするといいでしょう。