日本時間10月29日22時、NVIDIA GeForce RTX 3070を搭載するグラフィックスカードの販売が解禁された。先行したGeForce RTX 3080やGeForce RTX 3080は需要に対して出荷数がかなり不足していたが、それを受けてかNVIDIAはGeForce RTX 3070の発売までに少し長い期間をかけ、十分な出荷数を確保したようだ。秋葉原の夜間販売ではたくさんの人が列を作っていたが、各店舗とも在庫を多く用意できたようで、待ちわびていた人の手にはおおむね行き渡ったようだ。

  • GeForce RTX 3070販売解禁! 秋葉原の在庫は潤沢だが品切れモデルも

    NVIDIA GeForce RTX 3070の販売解禁にあわせ、秋葉原では恒例の夜間販売が実施された。各店舗とも潤沢な在庫を用意

GeForce RTX 3070は前世代のGeForce RTX 2080 Superを超え、GeForce 2080 Tiに迫る高い性能を謳うGPU。実際のところ、Founders Editionのベンチマークテストでは概ねそのとおりの結果が出ており、先行して発売された2製品よりもはるかに手が届きやすい価格も相まって、22時のPCショップはたくさんの人で賑わっていた。秋葉原全体でだいたい300個前後の入荷があったようで、並べば普通に買えるという感触だった。

  • 税抜き価格で63,000円~73,000円ほど。81,000円を超えるOCモデルも

  • パソコン工房 BUYMORE店

  • ドスパラ秋葉原本店

  • TSUKUMO eX.

  • 各店多くの人が並んでいたが、並べばまだ買えるという状況

  • 販売開始直前の様子。各メーカー潤沢に用意されていたが、人気が集中した一部のモデルでは売り切れも

  • ドスパラではBTO PC「GALLERIA」でGeForce RTX 3070搭載モデルも用意

折しもAMD Radeon RX 6000シリーズの発表と同日の発売となったNVIDIA GeForce RTX 3070。AMDの発表で公開されたパフォーマンスはかなりインパクトのあるもので、発表された3モデル中、下位モデルとなるRX 6800がRTX 2080 Ti比で若干上回っているとのこと。こちらの発売も11月18日とおよそ3週間後に控えている。PCゲーマーは寒い冬を熱いGPUとともに過ごせそうだ。

  • GeForce RTX 2080 Tiをやや上回るらしいRadeon RX 6800。
    579ドルという価格でGeForce RTX 3070とどちらを選ぶか悩み中の人もいるのでは