ファーストサマーウイカ、“任意同行”の強烈キャラに衝撃　失礼言っても「超えてくる」

この10月から3カ月限定で放送されている、読売テレビ・日本テレビ系バラエティ番組『「任意同行」願えますか?』(毎週木曜23:59～)でMCを務めるファーストサマーウイカ。

膨大な量のアンケートから好き勝手にトークし、そこからスタジオに“任意同行”して根掘り葉掘り聞き出していくという手間のかかる番組で、収録時間も長いが、「全然苦じゃないです」とやりがいを語る。そんな彼女に、レギュラー放送1カ月が経過しての手応えなどを聞いた――。

• 『「任意同行」願えますか?』MCのファーストサマーウイカ

■“答え合わせ”がある番組

――番組の手応えはいかがですか?

単発でやったときに「この番組めちゃめちゃ面白いから絶対レギュラーでやったらいいのに」って、第三者視点で思ったんですよ。そしたら、レギュラーで始まって、すごく評判もいいと聞いていて、良かったです。

――1回の収録がすごく長時間ですよね。

そうなんです。1回分の放送につき、事前にアンケートを見てプロファイリングするのと、気になった人を呼んでトークするのと、2回収録が必要なんですよ。普通だったら「かったりぃ～」って思うはずなんですけど、アンケート見ながらみんなで話してる時間がめちゃくちゃ楽しくて!

――収録を拝見しましたが、ものすごく盛り上がっている印象でした。

それは、最後に“答え合わせ”があるからなんです。私、学校でもテストが大好きだったんですよ。「この答えはこうかな」って答案用紙が返ってくるが楽しみで。この番組の収録も、「こういう人が来るんじゃないか」って予想して、その答え合わせができるのが楽しいんですよね。しかもそれが1回の収録でできるので、1粒で2度おいしいみたいな。だから、丸1日収録でも全然苦じゃないです。毎日あってもいいくらい。帯(番組)にならないかなって思います(笑)

――ネタはいっぱいありますもんね。

でも、スタッフさんは手あかの付いてないジャンルを探さないといけないと思うので、大変だと思います。我々は、それを面白おかしくしゃべってるだけなので(笑)

• (左から)劇団ひとり、ファーストサマーウイカ、DJ松永　(C)ytv

■好き勝手言わないと撮れ高にならない

――やっぱり、本人のいないところで好き勝手言うのは楽しいですか?(笑)

そうですね(笑)。私も相当失礼な人間ではあるんですけど、(劇団)ひとりさんも(DJ)松永くんも視点が全然違ってて、それぞれが自分より「失礼なこと言ってるな」と思ってるので、好き勝手にのびのび言わせてもらってます(笑)。でも、お二方とも優しく思いやりのある人です。

――その時間を経て、スタジオに実際に「任意同行」された一般の方がいらっしゃったときに、気まずさというのはないのですか?

ないです。来る人はみんな“やべぇヤツ”か“すげぇヤツ”なんで(笑)。私たちが言ってたのが失礼じゃなかったくらい斜め上からレベルを超えてくるので、「自分はつまらない人間だな…」って逆にショックを受けるような個性の強い人やプロフェッショナルな方が来るんですよ。だから、本当に好き勝手言っておかないと、全然撮れ高にならないんです。

でも、実際に話を聞くと、知らないことをいっぱい学べるし、価値観が変わることもたくさんあるので、いろんな発見がありますね。人の人生を見せてもらえる番組なので、他の番組ともかぶらなくて、ようこの画期的なシステム見つけたなって思います。

• (C)ytv

■ダラッとながら見してほしい

――29日の放送では、「オンラインサロン主宰者」と「スナックのママ」が任意同行されて登場します。

「オンラインサロン」って、最近みんなが耳にしだした言葉だと思うので、詳しい人もいれば全然知らない人もいると思うんですよ。そういう時事的なことを知るきっかけにもなるけど、やっぱりこの番組に出てくる人ってどっかうさん臭い(笑)。これは褒め言葉です! だから、タレントさんや女優さんがゲストにいる中でも全く劣らないキャラの強さがあって、入り口にそういう怪しさがあるので、その分「オンラインサロン」っていう新しい活動に対しての感動が大きいと思います。

一方で、スナックのママなんて昔からある定番の職業じゃないですか。でも、ドキュメンタリー番組で密着することはあるかもしれないけど、スタジオでトークするってなかなかないですよね。それで話を聞いていくと、やっぱりそれぞれに人生があって、コロナ禍の話もたくさん聞けるので、わざわざスタジオに来てもらうという今までになかったからこその面白さがあります。

放送時間も深くて、みんなダラダラ見てると思うので、すごく気楽に見れると思います。肩の力ゼロでいい(笑)。その中でも、「こんなことがあるんだ」って次の日に話のネタに使えるような新しい発見になることもたくさんあると思うので、ダラッとながら見してほしいですね。

• 10月29日の放送より　(C)ytv