匂いがほとんどせず、すぐに起動する使い勝手の良さから「プルーム」シリーズを愛用している人も多いはず。JTは、プルームの新製品「プルーム・テック・プラス・ウィズ」(税込2,980円)を11月2日から発売。これは従来の「プルーム・テック・プラス」がさらなる進化を遂げた製品となっている。ひと足先に実機を入手できたので、レポートをお届けしたい。
「プルーム・テック・プラス・ウィズ」とは?
新製品の解説の前に、まずは2019年1月から発売されている低温加熱式デバイス「プルーム・テック・プラス」のおさらいをしよう。「においが少ない」「すぐ起動する」「メンテナンスが楽」といった低温加熱式ならではの魅力はそのままに、"プラス"ではない元祖の「プルーム・テック」よりも吸いごたえがアップ。紙巻きタバコユーザーも納得の喫煙感が得られると人気を誇るデバイスが「プルーム・テック・プラス」だ。
今回発売となる「プルーム・テック・プラス・ウィズ」は、使用するタバコカプセルや吸いごたえ、低温加熱式ならではの魅力など"性能"は従来の「プルーム・テック・プラス」と同じ。違うのは"機能"なのだ。スティック型だった形状がスクエア型に変わり、さらに残りのパフ数やバッテリー残量が目視できるディスプレイ、バイブレーションの機能も搭載。ほかにも充電時間が90分から60分に短縮され、USBもタイプCに対応した。
筆者も「プルーム・テック・プラス」を長らく愛用しているのだが、正直言うと使い勝手の部分で不満があったのは事実。だが、今回の新製品「プルーム・テック・プラス・ウィズ」はその不満がすべて解消されているといっても過言ではない。次項からは、実際に新製品を使ってみて「これはいい!」と感じた部分について紹介していきたい。
持ち運び&携帯しやすい!
スリムでスタイリッシュな印象のスティック型「プルーム・テック・プラス」の形状は好きなのだが、ポケットに入れるとはみ出してしまうのが気になる人も多かったのでは? 仕事の休憩など、喫煙所を利用するときにいつもバッグを持ち歩いているわけではないので、ささっとポケットに入れて持ち運ぶシーンは意外と多い。その点、「プルーム・テック・プラス・ウィズ」はスクエア型なので、ポケットにもすっぽりと収まってくれる。
また、JTの高温加熱式「プルーム・エス2.0」と比較してもわかる通り、サイズがかなりコンパクトなのだ。日常的に携帯するデバイスとしては、これだけコンパクトなのはありがたい。プライベートでサコッシュに入れてもかさばらないし、ポケットへの出し入れもスムーズでストレスがない。
残りどれだけ吸えるかわかる!
「プルーム・テック・プラス」を使っていると、タバコカプセルをどれぐらい吸ったかわからなくなり、つい余らせてしまったり、逆に足りなくなたたり……ということがよくあった。「プルーム・テック・プラス・ウィズ」では、デバイスの上部にディスプレイが搭載され、なんと残りのパフ数とバッテリー残量が確認できるように! これは、ヘビーユーザーとしては嬉しい限り。
ちなみに充電中はデバイス側面の小窓からLEDの光が見えるので、ちゃんと充電できているのかも一目瞭然。しかも、満タンまで60分と短縮されたので急いでるときにも重宝しそうだ。
やっぱり低温加熱式って、いい!
高温加熱式のデバイスも愛用しているのだが、改めて低温加熱式のデバイスを使うと、その使い勝手の良さに「やっぱり、いい!」と唸ってしまった。高温加熱式に比べると、格段に匂いが少ないし、吸い殻が出ないのでメンテナンスも楽チン。
あと、ボタンを3回押せば(起動)すぐに吸い始められるのもメリットとして大きい。短い休憩時間には、高温加熱式の加熱時間を待つのが苦に感じることも多々あるのだが、低温加熱式はそのストレスが一切ない。吸いたいときに1秒で吸える。
総評として、「プルーム・テック・プラス・ウィズ」はかなり魅力的な製品といえる。低温加熱式の中でも吸いごたえがあるので、紙巻きや高温加熱式からの切り替えもいいし、すでに低温加熱式を愛用している人も同製品に切り替えれば操作性の良さを実感できるはず。価格も2,980円(税込)と良心的なので、ぜひ試してみてほしい。