lead女優の広瀬すずが、テレビ朝日系スペシャルドラマ『エアガール』(来年春放送)で主演を務めることが27日、明らかになった。
女優の広瀬すずが、テレビ朝日系スペシャルドラマ『エアガール』(来年春放送)で主演を務めることが27日、明らかになった。
同局ドラマの主演を務めるのは、今回が初となる広瀬。史実をベースに、どこまでもひたむきに激動の昭和を駆け抜けた、戦後初のCA(キャビンアテンダント)=“エアガール”を演じる。
広瀬が演じるヒロイン・佐野小鞠は、パイロットを夢見ながらも、「空を飛んでみたい!」という一心でエアガールという超人気職業に挑んだ女性。同じくパイロットを志望する青年との淡い恋物語も織り交ぜながら、ドラマは進んでいく。
さらに、第二次世界大戦で敗戦国となり、GHQに航空関係の活動を一切禁止された戦後、日本人の手で航空事業を立ち上げる男たちの熱き闘いも描かれる。
脚本をは、同局系ドラマ『リーガルV~元弁護士・小鳥遊翔子~』(18年)や映画『ビリギャル』(2015年)などを手掛けてきた橋本裕志氏。演出は、同局系ドラマ『やすらぎの郷』(17年)、『やすらぎの刻~道』(19~20年)などの藤田明二氏がそれぞれ担当する。
広瀬のコメントは以下の通り。
――この作品への出演が決まったときのお気持ちを教えてください。
これまで日本の航空事業の歴史についてあまり触れたことがなくて、もっと昔のことと勝手に思いこんでいたのですが、戦後エアガール第1期生の方が現在90歳代とうかがって、意外と近い時代の出来事だったんだなと驚きました。当時の日本と世界のやり取りや衝撃的な国際関係など、初めて知ることばかりで、「こんなことが起きていたんだ!」とドキドキしながら脚本を読ませていただきました。
――テレビ朝日のドラマ初主演となりますが、撮影現場の雰囲気はいかがでしたか?
初顔合わせの方ばかりかなと思って現場に行ったら、以前お世話になったスタッフさんがいらして「久々にお会いできたね~」と、うれしくお話ししました。とても心地よい時間の流れ方で撮影を進めてくださって、充実した日々を過ごすことができました。
――CA役を演じるのは初めてとのことですが、エアガールの制服を着た感想は?
飛行機の窓から空を見ると、異空間に浸って現実を忘れられるような感じがするんです…。飛行機は私にとってそんな空間でしたし、エアガールの衣装は身に着けただけでちょっと気取ってしまうような(笑)、モチベーションが高まるユニフォームだなと思いました。衣装合わせで着てみたとき、役柄のイメージが広がったので、すごく安心しました。
――視聴者のみなさまにメッセージをお願いいたします!
戦後初めて日本で航空会社を作ろうと頑張った人々の思いや、小鞠をはじめ、激動の時代を駆け抜けたさまざまな人たちの感情が織り交ぜられていて、とても複雑で深いストーリーなのですが、それらをポップなシーンを交えて描き出しています。日本にもかつてこんな物語があったんだと、知ってもらえる機会になったらうれしいなと思っています。