ダンスボーカルユニットM!LK(佐野勇斗、塩崎太智、曽野舜太、山中柔太朗、吉田仁人)が25日、オンラインライブ「ONLINE LIVE SEXY HALLOWEEN 〜WHO IS VAMPIRE〜」を配信し、全16曲を披露した。
今回のライブではメンバーの塩崎が中心となって演出を担当し、絵コンテなども作成。またコンセプト・ライブのストーリー・合間に流すイメージ映像などの作り込みも行われ、実際の会場で行われるライブに近い贅沢なものとなった。
M!LKはグループのコンセプトに“変幻自在”を掲げているが、今回のライブでもこれまで以上に自身のイメージを覆す斬新な姿も数多く披露した。まずストーリー映像内でバンパイアに扮したメンバーたちだったが、唇に付いた血を拭う姿や、メンバー同士が絡む様子は、これまでに無い危うくセクシーな大人の姿となっており、オーディエンスを大いに沸かせていた。
一方、M!LKらしい自然体でかわいらしい姿も健在で、「男子スイーツ部発足します」では歌唱しながらカメラに向けて画面越しのファンに対してお菓子を投げるなど"エア・ファンサービス"を行ったほか、久々に披露された「gkbr」では様々なお化けのボーズをイメージしたキュートなダンスを披露した。
デビュー曲「コーヒーが飲めません」では、ハロウィンらしいスパイスの効いたサウンドを加えつつ、椅子を使ったダンスなどで大人の雰囲気をまとわせた大胆なアレンジを披露。元々のかわいらしい楽曲のイメージを覆しつつ「カッコよさ」と「かわいさ」をハイブリッドに混ぜ合わせた新しい魅力も作り上げていた。
衣装についても、様々なこだわりを感じられるものが用意された。冒頭は仮面舞踏会をイメージした王子風衣装でスタートし、長いマントを活かしたヴァンパイア風の衣装、お菓子を小道具に取り入れた遊び心のある衣装、インディアンやエルビス・プレスリーなどメンバーが見せる本気の仮装まで、次々と変化した姿を見せ、オーディエンスの目を楽しませた。
また寄せられたコメントを読み上げ、ファンとコミュニケーションを取る時間もたっぷり。オーディエンスとメンバーは直接会えていないものの、双方向のやり取りが発生した事で、距離を超えて大きな一体感が作り上げられていた。
MCでは佐野勇斗が体調不良を乗り越え今回のライブに参加した事について触れ、「ご迷惑をおかけしてしまったのですが、皆さんのおかげでライブを成功させることができました。本当にありがとうございます」と感謝の気持ちを口にしつつ、「温かいM!LKはやっぱり“ホーム”だなと。やっぱり、ホームなんですよ。僕にとって。」と真っすぐにチームへの熱い想いを語った。
最後のMCでは、メンバーが今回演出をつとめた塩崎に対して「早く来たかと思えば、遅くまで残って今回の準備をしていた。大地君に感謝ですよ」と塩崎に対する感謝の気持ちを表すと、塩崎はメンバーやスタッフの方を見ながら「皆さんのおかげです! ありがとうございます」と真摯な表情を見せながら、さらに感謝の気持ちを表していた。
「メンバーで作り上げるのも良いね」という吉田の言葉の通り、全員が今回のライブに対して、手ごたえと充実感を得た様子も見せる。特に曽野は「歌う・踊る事は楽しいけど、5人で踊っている事や、みんなで一緒になって届けている感じが本当に楽しいという事を再確認できました。またこれからも5人で一生懸命進んでいければと思います」と改めてメンバーとの絆を再確認したと共に、今後に向けた意気込みを力強く口にした。
そして塩崎が「早く"み! るきーず(M!LKのファンの通称)"に会いたい!」と言うと、「本当にそう!」「間違いない!」「みんなの前でやりたいね、また違うんだろうね」とメンバーが各々が被せるように言葉を返しつつ、画面越しのオーディエンスに対して想いを馳せた。
本公演は11月8日23時59分まで、ニコニコ生放送のプレミアム会員は無料で見逃し配信の視聴が可能となっている。
セットリスト
M1:白黒Brand New World
M2:サラブレッド御曹司 CITY BOY
MC
M3:MAGIC CARPET
M4:君の知らない世界へ
M5:gkbr
MC
M6:男子スイーツ部発足します
M7:コーヒーが飲めません
M8:Goin’ Down
M9:めちゃモル
M10:ERA
M11:テルネロファイター
M12:ボクラなりレボリューション
M13:夢がまだ
M14:疾走ペンデュラム
MC
M15:HOME
M16:SAY YEAH