インターネットイニシアティブ(IIJ)は10月26日、自社のサービスラインアップから、安全で快適なテレワーク環境を構築するために必要なサービスを組み合わせてパッケージ化したという「IIJセキュアテレワークソリューション」を提供開始した。参考価格は、端末にPCを使用する「FATベーシックパッケージ」を300ユーザーで利用する場合、初期費用が207万円(税別)、月額費用が1ユーザーにつき3267円(同)。

  • サービス内容のイメージ

同ソリューションは、高品質なリモートアクセスサービスという「IIJフレックスモビリティサービス」を中心に、オフィスと同等の通信環境を維持しつつ「端末管理」「マルウェア対策」「端末・データ保護」といったテレワークに不可欠なセキュリティ機能を網羅し、オフィスと同等のセキュリティレベルの維持に必要なサービスをパッケージ化している。

同ソリューションの特徴として同社は、快適でセキュアなテレワーク環境を最短2か月で導入可能、業務環境やセキュリティレベルに合わせたパッケージを選択し容易に導入が可能、常に最新のセキュリティ機能を実装した安全なテレワーク環境を利用可能の3点を挙げる。

テレワーク環境については、自宅や外出先でもオフィスにいるような快適性と安全性を両立したテレワーク環境を実現するとしている。同社のサービスラインアップから必要なサービスを組み合わせてパッケージ化し、あらかじめ決めた設定で提供するため、最短2か月で利用開始できる。

パッケージの選択に関しては、ユーザー企業の業務環境に合わせてPC(FAT端末)か仮想デスクトップ(VDI)かを選択でき、IIJのナレッジをベースに最適なサービスを最適な設定で提供する。テレワークを利用するユーザー数に応じた月額課金のため、容易に始められ、またリソースも必要なときに必要なだけ拡張が可能としている。

安全なテレワーク環境について、同社は変化し続けるビジネス環境やIT環境に追従し、継続的かつ適切にサービスのセキュリティ機能拡充を図っているという。同サービス群はクラウド環境で提供するため、ユーザー企業はセキュアなテレワーク環境をアセットレスで実現でき、恒常的に安心して利用できるとのこと。

各パッケージの参考価格は以下の通り。

・FATアドバンスパッケージを300ユーザーで利用する場合:
初期費用 322万2000円(税別)、月額費用 1ユーザーあたり4620円(同)
・FATベーシックパッケージを300ユーザーで利用する場合:
初期費用 207万0000円(同)、月額費用 3267円(同)

・VDIアドバンスパッケージを300ユーザーで利用する場合:
初期費用 662万2000円(同)、月額費用 1ユーザーあたり1万2509円(同)
・VDIベーシックパッケージを300ユーザーで利用する場合:
初期費用 547万0000円(同)、月額費用 1ユーザーあたり1万1155円(同)