スマホ片手で何でもできるようになってしまった現代。ついにビジネスリュックにもスマホと連動するものが現れました。その名は「XGO.BizBackPack」。「NFCタグ」という特殊なタグを搭載したこのリュック、いったいどんなことができるのでしょうか。
瞬時にキャッシュレス決済の立ち上げも! 便利な「NFCタグ」を搭載
「XGO.BizBackPack」は、日本のビジネスパーソンに向けて、日本で開発されたビジネスリュック。
2020年9月にクラウドファンディングで購入応援者を募り始め、現在既に目標金額の3倍以上を達成するなど、注目を集めています(2020年10月現在)。
もっとも注目したいポイントは、ショルダー部分に内蔵されている「NFCタグ」。「NFC」とは「近距離無線通信技術(Near Field Communication)」のことで、かざすだけで周辺の機器と通信できる技術のことを言います。
事前にスマホで設定しておけば、ショルダーベルトに内蔵されている「NFCタグ」にかざすだけで、好きなアプリを瞬時に立ち上げることができます。
例えば、キャッシュレス決済のアプリを設定しておけば、買い物をする時にスマホの操作をせず、ワンタッチするだけでスマートにお会計ができるという仕組みです。
新型コロナウイルスの感染拡大によりますます一般化しているキャッシュレス決済を、より便利にしてくれる、うれしい機能ですよね。
軽量だけど1泊の出張も余裕な大容量
さて、便利な機能があるとはいえ、とにかく荷物が多くて重くなりがちな筆者が気になるのは収納力。早速、普段仕事の時に持ち歩いている荷物を入れてみることにしました。
一番収納力の高いメインポケットはフルオープンにすることができるため、荷物を収納するのがとても楽でした。全開にしたくない場合は、半分だけ開くようにできるので、外出時に荷物が飛び出てしまう心配もなさそうです。
上着と財布、ポーチを収納しましたが、まだまだ余裕があるため、1泊程度の出張ならばこのリュックだけで問題なく行けそうだと感じます。
ポケットが多く、物が迷子にならない工夫も
リュックの前面には小さなポケットが4つあり、その角度も工夫されています。
アルファベットの「X(エックス)」の形のようにポケットの入り口が斜めになっていて、どんな持ち方をしても手が入れやすいのはうれしいポイント(意匠登録出願済)。
筆者は、よく使うキーケース、名刺入れ、ICカード入れ、スマホを入れてみましたが、大きめサイズなので引っかかることもなく、スムーズに出し入れすることができました。
このほか、背中側には内側にパイルクッションを備えた収納場所があり、ノートパソコンやタブレットを入れることができます。筆者はMacBook AirとiPadを入れてみましたが、ぴったり収めることができました。
また、側面のポケットは内側が吸水速乾メッシュになっていて、濡れたものを入れても安心です。折りたたみ傘やペットボトルなど、大きめのものもすっぽりおさまるので、汎用性が高そうです。
背負いやすさにも工夫がいっぱい!
リュックの背中が当たる面には、エアメッシュ素材のクッションパッドがあるので、蒸れや重さを軽減、分散してくれます。また、ハーネスの内側はエアメッシュ素材になっていて、肩にかかる負担を分散させて長時間快適に背負えるように設計されています。
実際に筆者も背負ってみましたが、150センチと身長が低めなので、やや大きい印象を受けました。
また、きれい目のファッションよりも、上下黒のスーツなど、かっこいいファッションに似合いそうだと感じました。
リュックの色は、ブラックのほかカーキ、ベージュ、ホワイトの4色展開なので、自分の好みのものを選べそうです。
ワンタッチしただけでスマホアプリが起動できるリュック。近未来的だと感じていた技術が、もはや身近で当たり前に使えるようになっていることにあらためて感動しました。
「XGO.BizBackPack」は、11月16日までMakuakeにてクラウドファンディングを実施中。11月下旬には税別2万5,000円で一般販売が開始されるとのこと。
レジでもたつかずにスマートなお会計を実現できる時短リュック、ぜひ導入してはいかがでしょうか。