JR九州とANAは、空と陸をつなぐMaaS連携の取組みとして、「ANA 空港アクセスナビ」と「JR九州インターネット列車予約」の連携を10月21日から開始した。

  • ANAの航空機から九州内での新幹線・特急列車での移動がシームレスに

「ANA 空港アクセスナビ」は、ANAの最新の運航情報などを経路検索サービスに統合し、最適なルートを案内する独自のサービス。地上交通機関との連携により、空港までのアクセスのお得なチケットも購入できる機能を持つ。今回、連携を開始した「JR九州インターネット列車予約」は、九州新幹線・特急列車のきっぷをウェブから予約できるサービス。予約したきっぷは、JR九州の駅の「みどりの窓口」と指定席券売機で受け取れる。

これまで、この2つのサービスで別々に予約する必要があったが、今回のシステム連携により、航空券予約から新幹線・特急列車の予約・決済まで、シームレスに行えるようになる。一例として、東京から久留米まで移動する場合、福岡空港までの航空便利用と博多駅から久留米駅までの新幹線チケット購入が、最適な経路検索にもとづき、シームレスに予約・決済可能になるという。

  • 「ANA 空港アクセスナビ」から「JR九州インターネット列車予約」の利用イメージ

コードシェア便を含むANA国内便と他社運航のコードシェア便を除くANA国際線のうち、九州域内発着便の利用者がサービスの対象に。ウェブサイトまたはアプリからANAの航空券を予約し、続いて予約の内容を示す画面から「空港アクセスナビ」を選択した際、経路検索の結果に九州新幹線またはJR九州の在来線特急列車を含む経路が表示された場合に、チケット購入ボタンが表示される。チケット購入ボタンを押すとJR九州ネット予約サイトへ遷移し、チケットを予約購入できる。予約したきっぷはJR九州の駅の「みどりの窓口」、または指定席券売機で受け取ることができる。