日産自動車は10月12日、「エルグランド」をマイナーチェンジし、発売した。同車は、ニューノーマル時代に欠かせない車内の広さと快適性にこだわった車として新たに提案する「ドライビング リビング(リビングのような快適性や居心地の良さを追求した新たな車の価値)」を体現したモデルとなる。
今回は、この「エルグランド」の発売に向けて、「家族の車利用の実態」について調査を実施し、結果を公表した。同調査は2020年10月3日~10月5日、全国の子どもがいる30代~50代の男女/各年代100名・計300名を対象に実施したもの。
コロナ禍で家族の移動手段について調査したところ、家族での外出の際に「自家用車」にて移動する人が、全体の約90%と圧倒的に高い数値となった。コロナ禍でも移動する際に公共交通機関を避け、より安全に移動する手段の一つとしてやはり注目されていた可能性が高いと推測できる。
さらに、アフターコロナでも積極的に利用したい手段については、「自家用車」が約8割と多数を占めた。これは単にコロナ禍のみでなく、今後も家族で出かける際の手段として、自家用車が増えていくことが予想される結果となった。
車内空間に対する家族のニーズでは、ストレスを感じる要因として「車内空間の狭さ」が一番多くの回答を占め、2人に1人が車内空間の狭さにストレスを感じていることがわかった。また、約6割が家族間でも適度な距離を保つ必要があると回答し、家族においても一定のディスタンスが必要だということが明らかになった。
また、自家用車に求める機能を調査したところ、「家族が広々座れるスペース」や「くつろげる快適性」を求める声が多数あがっており、約75%の家族が自家用車にリビングのような広くて快適にくつろげる居心地も求めていることが調査からわかった。
今後積極的に利用したい移動手段として「自家用車」を利用したいという声が約70%と高い一方、2人に1人が車内の狭さにストレスを感じていることが判明した。
同社では、車に広くくつろげる空間を求めている人が約75%おり、さらには安全性も求めている人が多いことから、同社が提唱する“ドライビングリビング"は現代において需要が高く、家族がリビングのようにくつろげる車として先進安全技術を搭載した「エルグランド」は最適と言える、としている。
同調査ではさらに、脳研究者の池谷裕二氏に車の広さや快適性がどのように家族に影響を及ぼすのかについてのコメントを寄せ、現代の家族がニューノーマル時代に求める新たな車の価値について知らせている。