リンナイは10月21日、入浴に関する全国47都道府県別意識調査の結果を発表した。調査期間は2020年10月4~6日、調査対象は全国20~60代の個人で、有効回答は2,350人(各都道府県50人ずつ)。
免疫が上がりにくい入浴をしてしまっているのは「沖縄県」
入浴科学者・早坂信哉氏(東京都市大学人間科学部教授)が監修した「免疫が上がりやすい入浴法」簡易チェックシートを用いて、自身の入浴をチェックしてもらったところ、免疫の上がりにくい入浴(チェック数5個以下)をしてしまっている都道府県1位は「沖縄県」(82.0%)。次いで、2位「島根県」(68.0%)、3位「鳥取県」・「高知県」(各66.0%)、5位「宮崎県」・「鹿児島県」(各64.0%)となった。
早坂氏は、「疫力の上がりにくい入浴法トップが沖縄県だったのはシャワー文化の影響が大きいですね。深呼吸をする人は少なく、お風呂の『湯気』の効果を意識している人がとても少ない人が分かりました」とコメントしている。
一方、免疫が上がりやすい入浴(チェック数9個以上)を最も実践できている都道府県1位は「栃木県」と「千葉県」(各18.0%)。続いて、3位「茨城県」・「静岡県」(各16.0%)、5位「長野県」(14.0%)となった。
入浴の温度について尋ねると、「40℃」が32.9%で最多。都道府県別にみると、入浴温度が日本一高い熱風呂県は「鳥取県」で41.6℃、反対に最も低いのは「宮崎県」で39.8℃だった。
浴槽に浸かる時間は、「10分以上20分未満」が最も多く47.6%。都道府県別では、入浴時間が最も長いのは「茨城県」で21.1分、一方、最も短いのは「高知県」で10.7分だった。
コロナ禍でストレスが「増えた」と答えた人は47.7%。入浴がストレス解消につながっている人は51.7%で、都道府県別では、「東京都」(66.0%)が最も多く、次いで「石川県」・「福島県」・「佐賀県」(各64.0%)と続いた。