豪華キャストたちが日替わりで登場するラブストーリーの朗読劇シリーズとして話題を呼んでいる、恋を読むvol.3 『秒速5センチメートル』が21日より上演される。2018年に第1弾として『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』を上演し、2019年3月には約半年という短期間での再演を実現、さらに同年10月に第2弾として『逃げるは恥だが役に立つ』を上演した。
第3弾となる 『秒速5センチメートル』は、新海誠監督による同名アニメーションを朗読劇として初の舞台化。「桜花抄」「コスモナウト」「秒速5センチメートル」といった3つの短編の連作という形で描き出される恋の物語は、アジアパシフィック映画祭「最優秀アニメ賞」やイタリア・フューチャーフィルム映画祭「ランチア・プラチナグランプリ」などの映画賞を受賞するなど高評価を得た。今回は主人公・遠野貴樹を演じる海宝直人、黒羽麻璃央にインタビュー。朗読劇ならではの難しさや現在の状況に思うことなどについて話を聞いた。
■実は頭蓋骨フェチ!?
――お二人は今回が初対面とのことですが、同じ役を演じることについてどんな思いを持たれていますか?
黒羽:大先輩です!
海宝:いやいや、とんでもない!
黒羽:初めましてなんですけど、とある先輩……古川雄大くんから「海宝さんに似てるね」と言われたことがあって。
海宝:光栄です。
黒羽:僕は一方的に「嬉しいな」と思いながら今日まで生きてきたんですけど(笑)。でも、きっと似ているからと言って同じような演じ方にはならないでしょうし、各チームで色々な色を出せたらいいなと思っております。
海宝:複数チームで作っていくのは、本当に楽しみですよね。違った分野で活躍している、個性豊かな方達が集まってますし、チームごとに違うカラーの作品になるんだろうなという予感があって、自分が演じるのも、他のチームのこともすごく楽しみです。
――ミュージカルの大先輩である海宝さんに、黒羽さんから質問することなどはありますか?
黒羽:発声フェチだとお聞きしてます。頭蓋骨フェチだと(笑)。
海宝:頭蓋骨フェチ!?
黒羽:さっきたまたまspiくんと会いまして、聞きました(笑)。
海宝:わけわかんないこと言ってるな、あいつ……(笑)。
黒羽:発声にめちゃめちゃ詳しいということはお聞きしてたので……教えてください!
海宝:とんでもないです! 人によるので、僕がアドバイスなんてそんな……。勘弁してください(笑)。
黒羽:じゃあ……好きな和食はなんですか?
海宝:和食!? 和食かあ……けっこう難しいね。蕎麦!
黒羽:いいですね! 僕も蕎麦が好きなんですよ。共通点があった。
海宝:小さい頃から好きです。無性に行きたくなる。
黒羽:蕎麦好きな人に悪い人はいないです(笑)。価値観が合って嬉しい限りです。
海宝:じゃあ、貴樹も「蕎麦好き」というキャラクター設定で(笑)。
黒羽:台本に書いてもらいましょう(笑)。