ヤマハは、東京都・銀座の「ヤマハ銀座ビル」内で営業する旗艦店、ヤマハ銀座店の1階と2階をリニューアルし、「ブランド体験エリア」を新たにオープン。2020年10月23日より営業を開始する。

  • 1階のイベントスペース。中央の白いテーブルのような装置が鍵盤楽器「key between people」

    1階のイベントスペース。中央の白いテーブルのような装置が鍵盤楽器「key between people」

1階「イベントスペース/カフェスタンド」は、開放的な吹き抜けの空間に、誰でも自由に弾ける鍵盤楽器「key between people」を設置。奏者とオーディエンスが心地よいコミュニケーションを取りながら音楽を楽しめる設計になっている。壁面には8K対応25面マルチ大型ディスプレイが取り付けられており、この楽器と連動した映像演出を11月から上映する予定だ。

同じく1階のセルフ式カフェスタンド「NOTES BY YAMAHA」では、ヤマハのロゴである「音叉(おんさ)」マークのラテアートメニューや、楽器の「銅鑼(どら)」にちなんだ「どら焼き」など、音楽に関連した軽食メニューを提供。メニューはダイニングレストラン「bills」をはじめ、多くの飲食店を手がけるトランジットジェネラルオフィスがプロデュースした。

カフェスタンドのドリンクのカップを置くと、カップの位置をカメラで読み取り、テーブル上に投影された映像と反応して音を奏でる「music table」も1階に備えられ、楽器が弾けなくても楽しめる仕掛けが施されている。

  • 「NOTES BY YAMAHA」で提供されるドリンク・フード

    「NOTES BY YAMAHA」で提供されるドリンク・フード

2階「カフェラウンジ」は、音楽文化をモチーフに開発した物語性のあるドリンクやフードなど、ヤマハらしいオリジナルメニューを用意したラウンジスペース。併設のライブラリーでは、音・音楽の新しい出会いとなるよう、好奇心や感性を刺激する約700冊の書籍を取りそろえる。

また、ヤマハが開発したバーチャルライブシステム「Real Sound Viewing」を常設。アコースティック楽器の自動演奏による「生の音」と、新進アーティストの等身大映像を組み合わせ、目の前でライブ演奏が行われているかのような臨場感を再現。今回が都内初の常設展示となる。

  • 2階のカフェラウンジ

    2階のカフェラウンジ