お笑いコンビ・ロザンの宇治原史規と菅広文が13日、YouTube公式チャンネル「ロザンの楽屋」に出演。「普段悪いヤツがたまに良いことをしたときに誉めすぎ」と題した動画内で、真面目な人が正当に評価されない世間の風潮に苦言を呈した。

宇治原史規

ロザン・宇治原史規

「素行の悪い人が良いことをすると、普通の人よりもより良いことをしたように受け取られがち」という視聴者の意見に対して、宇治原は、「僕は35年前からそれ言うてます」と同調。小学校時代に、素行が悪くて有名だった上級生が、弟と手をつないで登校していることに、大人たちが、「あの子は普段悪いことをしてるけど、弟を学校に連れて行って、本当は良い子なんだ」と褒めるのを聞き、「ふざけんな!」と怒りがわいたエピソードを披露した。

「弟を毎日学校に連れて行ってるお兄ちゃんなんか、ごまんといる。その子らは何も褒められてない。でも、このお兄ちゃんは、普段悪いことをしてるから、弟を連れて行ってることを褒められる。絶対おかしい」と怒りが収まらない様子の宇治原は、「普段も品行方正で、『このお兄ちゃんは本当に素晴らしい』って言うんだったら分かる。『弟を毎日連れて行く優しさがあるのは分かったから、普段もちゃんとせーよ』って、このお兄ちゃんに言うべき」だと主張した。

「こんな世の中であってはならない」と終始怒りモードの宇治原だったが、菅も、「僕はマイナスからプラス論って呼んでるんですけど。プラスになろうと思ったら、先にマイナスになることをしといたらええのかっていう。それって良くないよね。だって、ヤンキーがお年寄りに席譲ったら『ええ子や』ってなるけど、普段から席譲ってる人の方がええやん。でもその人は褒められへん。それは直していかなんな」と共感している様子だった。