DJIは10月20日、3軸ジンバルを備えた小型カメラ「DJI Pocket 2」を発表した。初代のOsmo Pocketよりも大きなセンサーを搭載。レンズを広角化、マイク性能を強化している。DJIストアでの価格は49,500円、DJI Pocket 2 Creatorコンボ (64,900円)も用意している。
イメージセンサーは1/1.7" CMOS (Osmo Pocket:1/2.3" CMOS)。静止画を16メガピクセル (Osmo Pocket:12メガピクセル)、高解像度モードでは64メガピクセルで撮影可能。レンズには、日々のキャプチャやVlogに使いやすい35mm換算で20mmの広角レンズを採用(Osmo Pocket:26mm)。F値1.8と明るくなっており(Osmo Pocket:F値2.0)、ノイズを抑えた撮影性能が向上している。
動画を最大4K Ultra HD (3840×2160)/60fpsで撮影できるのはOsmo Pocketと同じだが、DJI Pocket 2はHDR動画撮影に対応する (最大2.7K/30fps)。また、ISOレンジが100〜6400 (Osmo Pocket:100〜3200)に向上している。
64メガピクセル写真モードで最大8倍のデジタルズーム撮影が可能。フルHD動画または16メガピクセルモードの静止画で、最大4倍のロスレスズームをサポートする。
被写体を自動追尾する機能を「ActiveTrack 3.0」に強化。マイク数が4つと、初代の2倍に増やし、オーディオについても指向性に優れた録音を可能にした。被写体を追うカメラの向きに応じて集音を調整する「音声トラック」、ズームインと共に音声もズームインする「オーディオズーム」、撮影シーンに合わせて3種類のサウンドパターン(フロント、フロント+バック、全方向)を使い分ける「指向性オーディオ」といった機能を備え、臨場感のあるオーディオを録音できる。
本体サイズは124.7×38.1×30mmで117g、Osmo Pocket (121.9×36.9×28.6mm、116g)よりわずかに長く大きくなってホールドしやすくなった。Fast Wake (クイック起動)によって1秒で写真や動画の撮影を開始できる。
アクセサリも充実しており、Creatorコンボは「USB二股充電ケーブル (Type-A − Type-C)」「ワイヤレスマイクトランスミッター」「ワイヤレスマイクウィンドスクリーン」「Do-It-Allハンドル」「広角レンズ」「マイクロ三脚」などを含む。