10月17日、バレーボール2020-21V.LEAGUE DIVISION1WOMENの「久光スプリングス対デンソーエアリービーズ戦」が、SAGAサンライズパーク総合体育館(佐賀県佐賀市)で行われた。久光スプリングスは3-0のストレートで破り、ホームでの開幕戦を白星で飾った。
久光スプリングスは今シーズンから、リベロの戸江真奈選手が主将となった。大けがを負った日本代表の長岡望悠選手も見事復帰を果たしたほか、2017~2018のリーグ2連覇に貢献したフォルケ・アキンデラヴォ選手も2季ぶりに復帰。岩坂名奈選手、石井優希選手、井上愛里沙選手ら安定した主力の存在も頼もしい。
今シーズンから、ユニフォームが新しくなった久光スプリングス。刺しゅうや水玉模様などを取り入れたデザインは「かわいい」と選手からも好評だという。チームカラーの青のほか、赤、黒の3種類のデザインが用意されているが、同日は青いユニフォームで開幕戦に挑んだ(主将・戸江選手は黒のユニフォーム)。
開幕スタメンに選ばれたのは、勢いのある若手選手。その期待に応えるかのように、中川美柚選手は序盤から得点を挙げた。初のスタメンに選ばれた濱松明日香選手、春に高校を卒業したばかりの荒木彩香選手も攻守にわたって存在感を示した。
石井優希選手、井上愛里沙選手も抜群の攻撃力を見せつけ、久光スプリングスは1セット、2セットとも接戦を制した。
最終セットも勢いは止まらない。デンソーエアリービーズの激しい攻防を受けつつも、成長を感じさせる若手と安定したベテランの総合力で振り切った。ホームでのストレート勝ちとなった久光スプリングスは、2年ぶりの王座奪還に向け、幸先のいいスタートを切った。
会場となったSAGAサンライズパーク総合体育館内には、協賛企業である久光製薬のブースも登場。グッズ販売コーナーや抽選コーナーでは、多くの人で賑わった。