シナリオライターでライトノベル作家の瀬尾順さん(@junseorz)のツイートが話題になっていました。
企画したゲームの音声収録に立ち会うことがあるという瀬尾さん。音響監督さんが声優さんに出した驚きの指示に面食らってしまったそうなのですが……?
ゲームの収録現場で僕が一番驚いたのは音響監督さんが声優さんに「うーん、今のままだとちょっとお姉さんっぽいから一歳年齢さげてくれる?」と指示を出して僕が「一歳って、そんな微妙な調整……」と面食らっていたら、声優さんが満面の笑顔で「分かりましたー」と即答して、きっちり演じた場面だよ(@junseorzより引用)
「1歳だけ年齢を下げてくれる?」という、一般の人からすれば難易度が高すぎる指示にも驚きなのですが、さらにびっくりなのはそれをしっかりと演じきれてしまう声優さんのすごさです。微妙な表現にもこだわって作品が作られているという、お互いのプロ意識を感じさせてくれます。
瀬尾さんにお話を聞いてみたところ、「私が企画したゲームの音声収録現場でのお話です。当時はまだ経験も浅く、ベテランの音響監督さん、声優さんのスキルに驚かされました」と当時の状況について教えてくれました。
「現場のやり方によっては、想像の範囲内のこともあれば、たまにとんでもスキルを見せてくれる声優さんもいたりします。ゲームではなくアドリブの入れられるドラマCDなどではその傾向はより顕著に出てきますね。皆さん、アドリブでOKが出た時は『やってやったぜ!』という顔をしてらっしゃいますね」(瀬尾さん談)。
この投稿に、読者からは「それはまさにプロの指示とプロの対応ですね」「言語化しきれない指示を汲み取り再現する。すごいの一言!」と感嘆の声が寄せられていました。
ゲームの収録現場で僕が一番驚いたのは音響監督さんが声優さんに「うーん、今のままだとちょっとお姉さんっぽいから一歳年齢さげてくれる?」と指示を出して僕が「一歳って、そんな微妙な調整……」と面食らっていたら、声優さんが満面の笑顔で「分かりましたー」と即答して、きっちり演じた場面だよ
— 瀬尾順 (@junseorz) October 15, 2020