リンクスインターナショナルは10月19日、教育向けWindowsタブレット「Kano PC」のGIGAスクール向けモデル「Kano PC for GIGA school」を発表した。GIGAスクール関連企業向けに販売されるもので、発売時期は10月下旬、価格はオープン。

  • Kano PC for GIGA school

    Kano PC for GIGA school

PCの基板やバッテリー、スピーカーなどの部品を児童がみずから組み立てることで、コンピュータのしくみを理解しながら、プログラミングをはじめとするSTEM学習を行えるタブレットPC。ロンドンで教育向けコンピュータを開発するKanoが開発したもので、日本ではリンクスインターナショナルが国内総代理店契約を締結して販売する。

「How Computers Work」、「Kano Code」、「Make Art」という3種のアプリを搭載。いずれもKanoが開発したもので、日本語対応済み。これら以外にも、Windows10対応の各種教育アプリに対応する。

今回リリースされるGIGAスクール向けモデルには、フレキシブルアーム式のWebカメラが付属。リモート授業で顔を映したり、手元の資料やノートなどを撮影したりできる。レンズ部をスライドすることでマクロモードになり、細かなテキストを接写してもくっきりと撮影が行える。

ディスプレイは11.6インチ タッチスクリーン、キーボードはカバースタンドを兼ねており、かな印字JIS配列。1mの高さからの落下耐性テストを実施済みとなっている。

主な仕様は、CPUがIntel Celeron N4000 Dual Core、メモリは4GB、ストレージは64GB (eMMC)。通信はIEEE802.11 a/b/g/n/ac対応の無線LANおよびBluetooth 5.0。インタフェースはUSB Type-C×1、USB 3.0×2、HDMI×1、microSDメモリーのカードリーダー、3.5mm ヘッドホンジャック/スピーカージャック、マイク×1など。本体サイズは287.5x194.0x35.6mm (キーボードカバー装着時)、重さは約1.23kg(キーボードカバー装着時は約1.76kg)。