アイネット証券は10月15日、年収300万円~500万円で1,000万円以上の資産(固定資産除く)を持っている人を対象とした「1,000万円以上の資産作りに関する調査」の結果を発表した。調査日は2020年9月25日、有効回答は1,131人。

1,000万円以上の資産の作り方、1位「貯金」

  • 左:どのような方法で1,000万円以上の資産を作りましたか?/右:1,000万円以上の資産を作るのにどのくらいの期間がかかりましたか?

どのような方法で1,000万円以上の資産を作ったか尋ねると、堅実な「貯蓄」が圧倒的に多く81.3%。次いで「投資」が45.8%、「副業」が17.1%、「家計の見直し」が13.8%と続いた。期間については、「15年以上」が21.0%、「7年以上~10年未満」が17.9%、「5年以上~7年未満」が17.3%、「10年以上~15年未満」が16.3%の順となった。

資産を作る上で大変だったことは、1位「かなりの期間を要する」(31.7%)、2位「収入と支出のバランス維持」(29.3%)、3位「投資のための資金の用意」(14.9%)。回答者からは、「ボーナスのほぼ全額を貯蓄に回していたので、固定費の支払いが大変だった」(30代女性)、「賃貸を解約して実家通勤したが片道一時間半かかるようになった」(50代男性)といった声が寄せられた。

資産を作ろうと思ったきっかけを聞くと、6割近い57.8%が「老後に不安を覚えて」と回答。次いで「貯めるのが好きだった」が31.2%、「叶えたい夢があった」が17.3%、「子どもや家族のことを考えて」が17.1%と続いた。

始めておけば良かったと思うことは、1位「投資商品の勉強」(37.1%)、2位「積極的に投資先を増やす」(20.1%)。3位「短期と長期を見据えた資産作り」(18.7%)、4位「定期的に資産作りの方法を見直す」(18.2%)となった。

1,000万円以上の資産作りに必要なことを質問すると、「目標を見据えた強い意識」が43.9%で最多。以下、「経済や世の中の情報に敏感になる」が31.6%、「お金に囚われすぎない」が30.8%、「投資商品への知識と実践」が24.9%と続いた。