雑誌『Seventeen』の専属モデルで、先日からは情報バラエティ『ヒルナンデス!』(日本テレビ系)の水曜シーズンレギュラーとしても活躍している“りんくま”こと久間田琳加(19)。主演を務める連続ドラマ『マリーミー!』(テレビ朝日系毎週土曜26:30~/ABCテレビ毎週日曜23:25~)が、4日からスタートした。
電子コミックサービス「LINEマンガ」の人気作を原作に、架空の法律「ニート保護法」のもとにニートで引きこもりの沢本陽茉梨(久間田)と、出世だけを目標に生きるエリート国家公務員の秋保心(瀬戸利樹)が、強制結婚することから始まる“ほわキュン”ラブストーリーだ。
連続ドラマ初主演となった久間田に本作の印象や、現場の雰囲気を聞くとともに、作品にちなみ、どんな結婚や相手に惹かれるか直撃。「ただいま」「おかえり」というちょっとしたやりとりに憧れると、かわいい素顔を覗かせた。
■地上波連続ドラマ初主演にワクワク
――連続ドラマ初主演ですね。
はい。すごく嬉しかったです! まだ10代のうちにこうした経験をさせていただけることにドキドキしましたが、どんな感じだろうというワクワクが大きかったです。私が演じる陽茉梨だけじゃなくて、ほかのキャラクターもみんな個性的でいて愛せる部分があって、みんなの作り出す世界観がすごくほっこりしているので、そうした空気をドラマでも見せられたらと思います。
――もともと少女漫画が大好きとのことで、少女漫画原作の主役というのは余計に嬉しいのでは?
そうですね。少女漫画は本当にずっと好きなので、だからこそ、原作をより理解して撮影に挑みたいという気持ちになりました。
――陽茉梨はニートの状態から始まります。
そこから心さんと出会って、「どんな人なんだろう」と彼のことを模索しながら、陽茉梨自身が明るくなっていきます。それも明るく変わったというより、もともと持っていた明るさを取り戻していくんです。結婚によって変化していく姿に気を配りました。
■男性キャストがみんなボケタイプの明るい現場
――秋保心役の瀬戸利樹さんとは初共演ですね。
瀬戸さんはとにかく面白い人です。現場のムードメーカーで。私は自分からお話するのがあまり得意ではないんです。もちろん頑張ってはいましたが、なかなか距離を縮めるのが難しいんですけど、瀬戸さんがどんどん話しかけてくださったので、陽茉梨と心さんのように近づいていけました。
――心はキリっとしたエリート国家公務員役ですが、瀬戸さんご本人にはいい意味で少年ぽい印象があります。
そうですね! 確かに少年でした。年上の先輩ですが、一緒にふざけてくれるので、たまに同じ年みたいに感じるときがありました(笑)。
――ご近所さん役で、ゴールデンボンバーの喜矢武豊さんが出演することも話題です。
喜矢武さんもすごく面白い方です。男性キャストの方たちが、みんなボケタイプなんです(笑)。みんなが大集合のときがあったんですけど、瀬戸さんと喜矢武さん、心さんの同僚役の柾木玲弥さんの3人ともボケちゃうから、誰かがつっこまないと収拾がつかないんですけど、ぜんぜん終わらなくて。結局、瀬戸さんが「もういい、もういい」って止める感じでした(苦笑)。本当に楽しくて、ずっと喋ってました。でも当然ですが、お芝居になるとみんなスイッチが入るんです。
■小さな幸せを、いつかゲットしたい
――公式サイトに、瀬戸さんと「陽茉梨と心だったらこういう手の触れ方がいいよね」などと、一緒に研究していったとコメントされていました。ほかにはどういったことを相談しながら作っていきましたか?
陽茉梨と心さんの関係は独特なので、“キュンキュン”の距離感もすごく難しいんですよね。手の触れ方もそうですが、あとはハグの仕方とか。心さんが陽茉梨の頭の後ろを支えてくれるんですけど、その位置も「ここがいい?」と瀬戸さんが細かく聞いてくれて、ふたりで一緒に話しながら決めていきました。
――いきなり結婚することになるふたりの物語ですが、久間田さん自身、結婚への憧れは?
きっと陽茉梨もそうだったと思うのですが、私自身、まだ「結婚ってなんなんだろう」という感覚です。特に1話目は、そうした思いを素のまま出せたらと思っていました。「疑問もありつつ、とにかく生活してみよう」という。私も深く考えたことがなかったのですが、でもこの作品を通じて結婚したくなりました。
――お! そうなんですか!?
すごくステキだなと思ったんです。お互いを理解し合って、支え合っていく。あと些細なことですが、食事をしていて心さんが「おいしい」って言ってくれたり、「ただいま」「おかえり」っていうやりとりがあったりとか。そういう小さな幸せを、いつか私もゲットしたいなと思いました。
■「運命の人」に出会えたら
――何歳ぐらいで結婚したいといった願望はありますか?
もし出会えたらですけど、30代くらいまでには。
――好きな人が出来ちゃったら、その前でも分からない?
それは分からないです。えへへ(照)。でもまだ何も考えてないですし、少女漫画が好きな気質なので、「運命の人に出会いたい」みたいなところがあって、いつになるのか分かりません(笑)。
――「運命の人」というのはどこで感じそうですか?
よく一目見て、運命を感じたとかいう人がいますよね。でもそこはよく分からなくて。出会い方とかよりは、「この人とフィーリングがめっちゃ合うな」とか感じたら、「これは運命!」と思うかもしれません。やっぱり会話の波長の合う人がいいです。まだ出会っていないかもしれないし、友達としては出会っているのかもしれないし。どうなんでしょう。うふふ。
――じゃあ、「スマホを拾ってもらって」とか、出会いのシチュエーションに憧れているわけではないんですね。
そうですね。違いますね。少女漫画の世界は好きですが、リアルの世界では、「運命の人」がいいのはあるけれど、もっと慎重派です(笑)。
■すごく大切な作品になりました
――お相手に、ここだけは譲れないといった条件はありますか?
うーん、頼れる人がいいです。機械が得意な人かな(笑)。パソコンとか、テレビのコードのつなぎ方とか。もともと私は家事は好きなほうで、掃除とかある程度の料理もしますが、機械は全然分からないので、家電には強い人がいいですね。
――改めて、主演作を撮り終えてみていかがですか?
実は私、緊張してまだ本編を見られていないんです。マネージャーさんとか、周りの方は見てるんですけど、私だけ見ていない(苦笑)。「ドラマに主演します というニュースを解禁したら、ファンの方がSNSで「すごく楽しみです」とコメントしてくださって、とても嬉しいんですが、同時に緊張しています。恥ずかしいという気持ちもあって。
――女優さんとしてのお仕事もされていますが、今回は新婚役ですし、そういった意味でも恥ずかし度が違うかもしれませんね。
はい。でも撮影が大変な状況のなかで、みんなで頑張って走り切りました。撮影の合間には、「私で大丈夫かな」と不安になる瞬間もありましたが、現場に入るとやっぱり楽しくて、撮り終えると達成感がすごくありました。2話目以降、キュンキュン度がどんどん増していきます。私にとってすごく大切な作品になったので、ぜひみなさんにキュンキュンしながら見ていただければと思います。
■プロフィール
久間田琳加
2001年2月23日生まれ。東京都出身。『Seventeen』専属モデル。モデルとして、数々のファッションショーに出演。10月からは『ヒルナンデス!』(日本テレビ)水曜日シーズンレギュラーとして出演中。『ガールズクラフト』(Eテレ)、『りんくま*めがへるつ』(文化放送)などモデルだけでなく、女優・タレントとしても活躍の場を広げている。