JR東日本は16日、今年度の冬の期間(2020年12月1日から2021年2月28日まで90日間)に運転する増発列車の概要を発表。昨年度まで運行された夜行列車の快速「ムーンライトながら」については記載がなく、今夏に続き、今冬も運行を見送るという。
快速「ムーンライトながら」は特急形電車185系を使用し、東海道本線東京~大垣間を結ぶ夜行列車として、夏休み・冬休み(年末年始)・春休み期間を中心に運転されていた。指定席券の別途購入により、「青春18きっぷ」などのお得なきっぷでも乗車可能だった。
昨年度は年末の11日間(始発駅基準で下りは12月20~30日、上りは12月21~31日)運転されたが、今年度冬の「ムーンライトながら」の運行に関して、JR東日本のニュースリリースでは記載がなかった。同社に問い合わせたところ、新型コロナウイルス感染症の感染拡大にともない中長距離の利用が減少していること、深夜・早朝の長距離移動について利用動向の見通しが立たないことを理由に、今冬の運行を見送るとのことだった。