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【この記事のエキスパート】
性教育専門助産師:山内 さくら
赤ちゃんが好きすぎて助産師になり21年。
助産師として約400件の分娩介助や8000人以上の家族と関わるなか、多くの望まぬ妊娠や中絶、虐待等を目の当たりにし、性教育の必要性を痛感する。
イギリスにてアロマセラピー(IFPA)、リフレクソロジー(ITEC)、Bachフラワーレメディー等の資格を取得し、セラピストやクリニックでの通訳、ベビーシッターとして働きながら7年滞在。
帰国後、4人の子どもを育てながら現在は中学校での「いのちの授業」や、お母さん向けの性教育講座、講演会講師としても活動。
「すべての赤ちゃんが愛されて生まれてきますように」そんな想いを込めて、壱岐島(長崎)を拠点に全国で活動中。
女の子の桃の節句、男の子の端午の節句に飾るアイテムとして、ここ数年人気が高まってきた「名前旗」。色鮮やかな刺繍や絵柄が施されており、節句飾りに添えるとより豪華な印象になります。この記事では、選び方とおすすめ商品を紹介。モダンでおしゃれな名前旗もありますよ!
五月人形や雛人形と並べて飾る
名前旗とは? 必要?
節句飾りの隣に飾る名前旗。こどもの日の五月人形やひな祭りの雛人形といっしょに並べられているのを目にしたこともあるでしょう。
名前旗は必ず必要というものではありません。ただ最近では、住宅スペースの事情で節句飾りを飾らないという理由だけではなく、ものを持たない暮らしにも注目が集まっており、名前旗だけ飾ってお祝いをする家庭も増えてきているようです。
初節句の飾りをプレゼントする際には、名前旗があれば特別な贈りものになりますね。華やかさと豪華さもよりいっそう増すでしょう。
また、節句飾りがなくても、名前旗が活躍する機会は多いもの。お宮参りやお食い初め、誕生日祝いなどに名前旗と一緒に写真を撮るのもおすすめですよ。
高級感やサイズなどに注目!
名前旗の選び方
では早速、名前旗を選ぶときのポイントを解説していきます。デザインのタイプや生地など、注目したいポイントはたくさんあります。それぞれ異なる特徴的なデザインを知り、使用シーンに合ったとっておきの名前旗を選びましょう。
日本の伝統的な技法、ラインストーンをあしらったものなど
好みやシーンに合うものを
名前旗といっても、タイプはさまざま。京都の西陣織や友禅染めなど、日本の伝統的な技法を駆使したものから、ラインストーンがあしらわれた今どきのもの、金糸銀糸の刺繍で豪華に仕上げたものまで、多種多様にあります。
お座敷などに飾る場合は落ち着いた印象のもの、節句飾りの隣に置く場合は少し華やかなものなど、自分の好みとシーンに合うものを選びましょう。
迫力あり! 金糸銀糸の豪華な刺繍
金糸や銀糸を使った刺繍は、立体的で豪華かつ迫力のある仕上がりです。刺繍なので色あせしにくく、長く使ってもへたりにくいのが特徴。きらびやかな節句飾りに負けない美しさが魅力です。節句飾りの隣や、お客さまをお通しするお座敷に飾りたい方にもおすすめ。
伝統の技を生かした気品ある友禅染め
日本の伝統的な染め技法のひとつである友禅染め。一筆一筆、手書きされた気品のある仕上がりが特徴です。掛け軸のような上質感も魅力で、節句飾りといっしょにお座敷に飾ると優雅な空間を演出してくれるでしょう。刺繍の商品よりもリーズナブルなものが多い傾向にあります。
華やかさアップ! つまみ細工などの立体デザイン
女の子の名前旗におすすめなのが、つまみ細工などが施された立体的なデザイン。背景がシンプルでも豪華な印象になります。節句飾りがない場合にもパッと目を引く華やかさが魅力で、空間をよりすてきに演出してくれるでしょう。
キラキラでリーズナブルなラインストーンデザイン
最近はラインストーンやスパンコールがあしらわれたものも。光に当たるとキラキラ輝いて、豪華な雰囲気を感じさせてくれます。気品よりも華やかでゴージャスな雰囲気を演出したい方におすすめしたいデザインです。刺繍よりもモダンでリーズナブルなのも特徴です。
華やかなものを
高級感に差が出る旗の生地・台紙選び
名前旗に用いられる素材は、節句飾りなどにもよく使われる西陣織などの金襴緞子(きんらんどんす)という生地。伝統技法で作られるためどうしても高価になりますが、張りがあって織り地も華やか。生地自体に光沢があるため見栄えがするのが特徴です。
大切なお子さんのために、ぜひ生地からこだわってあげてください。お祝いものなので、できる限り高級感のある華やかなものを選んであげましょう。
五月人形やひな飾りの大きさに合わせる
旗のサイズは用途に合わせて
名前旗のサイズはさまざま。どの大きさのものを買おうか悩んだら、五月人形やひな飾りの大きさに合わせると自然な印象になります。
背丈のあるよろい飾りや段飾りの雛人形などには60cm以上の大きなものを添えるとバランスがいいでしょう。平飾りなどには40cmの小さめのものを合わせるとバランスが取りやすくなります。20cm前後のミニサイズもあります。
節句飾りがない場合でも、部屋のスペースや置き場所に合わせたサイズを選ぶといいでしょう。
家紋も入れられる
生年月日が入ると出産祝いや初節句にもぴったり
名前旗には生年月日や家紋を入れられるものがあります。命名祝いや出生祝いなども兼ねて購入するなら、それらを入れられるものを選んでみてください。
お食い初めや毎年の誕生日ごとに旗といっしょに写真を撮ると、旗との比較でどれくらい成長しているのかを知ることができます。きっと大切な思い出になることでしょう。
助産師からのアドバイス
兄弟分をそろえるときは、大きさや豪華さを合わせる
【エキスパートのコメント】
我が家には4人の子どもがいますが、それぞれにおひなさまやかぶとを買うのは飾る場所、収納する場所的に難しいもの。そんなときに活躍してくれるのがこの名前旗。
兄弟分を購入するときのポイントはできるだけ大きさ、豪華さ(値段)を同じにすること。子どもたちがケンカすることもなくなりますし、いくつか並べても違和感がありませんよ。