元宝塚男役トップスターの明日海りおが、杉咲花が主演を務める2020年度後期NHK連続テレビ小説『おちょやん』(11月30日スタート)に出演することが15日、明らかになった。朝ドラ初出演となる。
103作目の“朝ドラ”となる『おちょやん』は、今なお上方女優の代名詞と言える存在で“大阪のお母さん”として親しまれてきた喜劇女優・浪花千栄子をモデルにした作品。大正から昭和の戦前、戦中、戦後の大阪を舞台に、貧しい家庭に生まれたヒロイン・竹井千代が、女優の道を駆け上がっていく波乱万丈の人生を描く。タイトルの“おちょやん”は大阪の言葉で、茶屋や料亭などで働く“小さい女中さん”を意味する。
このたび、千代にとって家族と同様の存在となっていく、喜劇の一座「鶴亀家庭劇」と芝居茶屋「岡安」の人々を演じるキャストが発表された。
明日海が演じるのは、新派出身の女優・高峰ルリ子。かつては東京で主役を張る人気女優だったが、大山鶴蔵社長に頼まれて鶴亀家庭劇のメンバーに加わったという人物で、プライドが高く、最初は喜劇をバカにしていたが、徐々に女優魂に火がついていく。
そのほか、鶴亀家庭劇の座員たちとして、曽我廼家寛太郎、渋谷天笑、大塚宣幸、大川良太郎、松本妃代、坂口涼太郎が出演。岡安で働く人々として、楠見薫、土居志央梨、仁村紗和、古谷ちさの出演が決定した。