WorkVisionは10月14日、VDI(仮想デスクトップ基盤:Virtual Desktop Infrastructure)の運用サポートサービスを新たにテレワーク導入支援ソリューションに追加し、提供を開始した。

新型コロナウイルスの感染症対策として、多くの企業が一斉に導入したテレワークは緊急事態宣言が解除された後も、厚生労働省が公表した新しい生活様式で、働き方の新しいスタイルとして示され、在宅勤務、時差出勤を制度化する企業は増加傾向にあるという。

テレワークが浸透する中で、利用する端末においては、データ漏洩等に対する高度なセキュリティ確保を目的に、OS・データ・アプリケーションをサーバー上に集約して管理するVDIが普及していますが、初期設定やトラブル時の復旧でIT管理者の運用業務が煩雑化するなど、新たな課題も発生しています。

新サービスは、Amazon WorkSpacesの設定代行や運用サポートを実施するサービスとなり、設定作業を同社が代行し、監視保守などの運用サポートを行う。

  • サービス導入イメージ

    サービス導入イメージ

主な特徴として、クラウドVDIサービスは1台からでも利用でき、最低利用期間に関する規定がなく試験的な利用ができるうえ、状況に応じた利用台数の増減も可能としている。

また、高度なスキルと時間を要するAWSクラウド環境の初期設定とVDI作成を行い、VDIの増設やトラブルが生じた際の復旧作業など、IT管理者の業務をサポートするため、クラウド系サービスの導入が初めての企業でも容易に運用することができるという。

さらに、VDIを24時間365日監視し、障害発生時の復旧措置と利用者からの障害申告やサービスに関する問い合わせの受付・対応を行うことに加え、VDIのスペック変更やアカウント情報管理などの運用を代行し、IT管理業務の運用コストを削減するとしている。

初期費用は、AWSクラウド初期設定/AWSアカウントIDあたり、VDI新設/設定作業あたりともに1万5000円、月額利用料金は運用サポート(監視、問合せ、運用代行)/VDIあたりが3000円、24時間受付オプション/同が500円。