久光製薬はこのほど、「2021年2月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕」を発表した。

2021年2月期 第2四半期(2020年3月1日~8月31日)の連結業績は、売上高529億2,600万円(前年同四半期比16.5%減)となった。

国内の医療用医薬品事業は、前年同四半期比13.9%の減収だった。2019年10月と2020年4月の二度の薬価改定や、継続的な後発品使用促進策による影響に加え、新型コロナウイルス感染症の拡大による受診抑制の影響を大きく受けた。

国内の一般用医薬品事業も、新型コロナウイルス感染症の影響により、イベントの中止や店頭での販促活動の自粛、訪日外国人の大幅な減少などで「サロンパス」の売上が減少した。「アレグラFX」の売上も減少し、前年同四半期比35.2%の減収となった。

海外市場の医療用医薬品事業も、前年同四半期比18.4%の減収となった。一般用医薬品事業においても、積極的な販促活動を展開したが、新型コロナウイルス感染症の拡大による各国の外出規制等の影響や円高の影響を受け、前年同四半期比0.7%の減収となった。

営業利益は、55億1,600万円(前年同四半期比45.9%減)、経常利益は55億1,900万円(前年同四半期比48.1%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は、36億9,300万円(前年同四半期比51.1%減)となっている。