『ポンコツちゃん検証中』『うえきの法則』などの著作がある漫画家・福地翼さん(@fukuchi_tsubasa)がツイッターに投稿した、「直す前提でやると結果早いという話」が話題になっていました。

漫画家歴19年目という福地さんがたどり着いた、いろいろなやり方を試して一番しっくりきたという仕事の進め方。きっとあなたのお仕事の役にも立つと思われますのでぜひ参考にしてみては?

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直す前提でやると結果早いという話(@fukuchi_tsubasaより引用)

ちなみに“ネーム”とは、漫画を描く上での設計図のようなもので、コマ割りやセリフなどを決めるために描かれるもの。

丁寧に慎重にネームを作っていた頃と比べて、大まかに作ってからあとで修正する方式に変えてみたところ、作業時間がおおよそ半分になってしまったというから驚きです。きっと、多くの会社員の皆さんにも共感できる内容なのではないでしょうか。

福地さんにお話を聞いてみたところ、「この仕事を始めて19年目なんですが、15年目くらいまでネームに苦手意識がありまして。体力も衰え始めていたのでこのままでは続かないと思い、習慣を変える努力をしました」とこの考えに至った経緯を教えてくれました。

様々な試行錯誤のうちの、一番しっくりきたやり方のひとつがこの『一気に削って後で修正する』やり方だったんだそうです。

「このやり方が正しいのかよくわからなかったんですが、思いの外共感をいただきとても安心しました。ネーム以外のことにもこのやり方が当てはまるとおっしゃってくださる方も多くて、逆に『なるほど!』と」(福地さん談)。

この投稿に、「拙速は巧遅に勝るというやつですね」と孫子の兵法を思い出した人や、FacebookCEOのマーク・ザッカーバーグさんの言葉「done is better than perfect.(完璧を目指すより終わらせたほうが良い)」を引用して「まさにこれですね」と感心する人が。他にも「これは深いですね。まさにこれ」「確かに一度完成させた方が荒も見えやすいですよね」「すごい分かります。同じことやってます」とその考えに深く共感した人などがコメントを寄せていました。