映画『461個のおべんとう』(11月6日公開)の完成披露試写会が13日に都内で行われ、井ノ原快彦、道枝駿佑、森七菜、若林時英、工藤遥、阿部純子、野間口徹、映美くらら、KREVA、やついいちろう、坂井真紀、兼重淳監督が登場した。
同作はヒップホップバンド・TOKYO No.1 SOUL SETの渡辺俊美によるエッセイ『461個の弁当は、親父と息子の男の約束。』(マガジンハウス刊)の映画化作品。長年連れ添っていた妻と別れることを決意した鈴本一樹(井ノ原)が、息子・虹輝(道枝駿佑)と「3年間、毎日お弁当を作る!」「3年間、休まず学校へ行く」という約束をし、ライブの翌日も、二日酔いの朝も、早出の朝も怒涛のお弁当作りをする。
衣装には登壇者一押しのお弁当の具を取り入れ、井ノ原は「シャツが卵焼き。個人的にも結構練習したので、入れてみました」と明かす。一方、道枝が「僕はきんぴらごぼうです」とインナーを示すと、緑に近い色合いに井ノ原は「納得できないよ! 道枝家のきんぴらそういう色なんだ!?」とつっこみつつ、「かわいい」と褒めていた。
親子役を演じた2人だが、道枝は井ノ原との撮影の思い出について「僕はギターをいただいたことです。同時期になにわ男子の全国ツアーのリハーサルをやってたんですけど、ギターを披露すると言ったら、『何本持っていくの?』『1本です』『じゃあ、2本持ってたほうがいいよ、貸してあげる』と。でも、いつ返せばいいのかわからないので聞いたら『じゃあ、あげるよ!』と言っていただいて、すっごいうれしかったんです」と振り返る。
道枝が「先輩から初めてもらったギターで、しかも結構いいギターだったので、そんな軽いテンションで『あげるよ』と言っていいのかなって」と心境を表すと、井ノ原は「大事に使ってくれそうな人だなと思ったので、お近づきの印に」と語る。さらに井ノ原が「あと、一生懸命練習していて、いっぱい使ってくれる人がいいから。それでつながれたかなという感じで。練習してくれてるの?」と尋ねると、道枝が「練習してる!」と答え、会場は若干ざわつく。
そんな様子に、KREVAが「これ、名誉のために言うけど、親子役をやるためにタメ口協定を結んでるんでしょ?」とフォローすると、井ノ原は「そうそうそう! いきなり親子ってなかなか難しいし!」と答える。「先輩後輩なんですけど、年が26個離れてる。僕、26個上の先輩いないので。タメ口協定を結ばせていただいたという次第でございます」と観客へ説明した。
2人は主題歌の「Lookin’4」も歌っているが、井ノ原は「最後にミッチーと歌っているあの歌が、何か形になってくれたらいいな。ジャニーズさんお願いします」と壇上から関係者に語りかけ、会場は大拍手。さらに「3人のバンド(井ノ原・KREVA・やつい)も形になってくれればいいな。どこかのレコード会社の皆さん、お願いします」と頼んでいた。