きょう13日に放送されるカンテレ・フジテレビ系ドキュメンタリー番組『セブンルール』(毎週火曜23:00~)では、東京・新宿ゴールデン街の次世代ママに密着する。
300もの酒場が軒を連ね、「のんべえの聖地」とも言われる新宿ゴールデン街。かつては寺山修司らの劇作家や、俳優・松田優作など多くの映画人が愛したこの地で、2年前にオープンしたバー「シーホース」。本格的な家庭料理に、ハーブやスパイスを漬け込んだ自家製の酒で客をもてなすこの店を切り盛りする店主が、今回の主人公・マチルダさんだ。
マチルダ(本名・小黒奈央)さんは、東京・調布市生まれ。大学を辞め、芸名・マチルダとして、演劇やダンスパフォーマンスなど表舞台への道を目指した。しかし、活動を続けていくうちに、「生活の中心としてやっていたことを『私できないんじゃないか』と認めてしまうときつい。だからあまり見ないようにはしてきたけど、目を背けられなくなった」と、少しずつ限界を感じるようになった。
その時すでに、新宿ゴールデン街で働いていた彼女。パフォーマーとしての道は諦めたが、この街で過ごす日々が喪失感を埋めてくれた。その後、老舗の有名店でのバイトや雇われ店長を経て、34歳で自分の店を持つまでになった。
店内はカウンターの4席で、女性が1人で訪れることも多く、同じゴールデン街で働くベテランママからの評判も上々だ。そんな彼女の店にも、コロナ禍が直撃。「感染の拡大が新宿だということで、すぐに休業したんです。その後、営業を戻しても、半分までいかないくらいの売り上げで…。ギリギリなところは正直ありますね」と打ち明ける。
VTRを通して、マチルダさんの接客の様子を垣間見たスタジオメンバーは、「丁寧」「ちょうどいいお客さんとの距離感」と、それぞれ絶賛の声をあげる。
そんな中、「家でしかお酒を飲まない」という長濱ねるから、「どこかに連れて行って欲しい」と頼まれているというYOUは、どうしようか悩んでいる様子。その理由にスタジオは爆笑に包まれる。